2016年1月20日水曜日

食の廃棄物と豚缶

廃棄したはずの食品が別のルートで再販売されているニュースを毎日見聞きしてます。
確かに、廃棄したものを偽りで販売することは、消費者を騙す上に安全面でも問題があります。
しかし、売れないから廃棄すればという仕組み事態も世界中の食糧難の地域から見るとこれは、これで、どうかと考えてしまいます。

幼少時の昭和30年代の頃を思い出したことがあります。
(写真中央は幼少期のハルコ)
地方の工業都市の企業の社宅長屋には一定の間隔で、生ゴミ(残飯)を入れる大きな缶が置いてありました。
これは通称「豚缶」と呼んでいて、これを養豚飼育している業者が毎日回収して廻っていたのです。
今思うと、食品は「生のママ」売られており、豆腐屋へは鍋かボウルを持って行き、魚屋、八百屋はも誰もが買い物かごを持参で、過剰な包装など無かったのです。
また、りんご園を営んでいた親戚で鶏も飼っていたので、残ったご飯は「干飯(ほしい)」にして溜まると持っていったものです。
近所の酒屋にも一升瓶持参で酒や醤油の計り売りに行かされてことがあります。
食品を包む包装紙も七厘で焚き付けする時に燃料の一部になり燃やしていたのです。
今、思うとゴミのあまりでない時代ですね。


昭和40年代になり、生ゴミにビニールなどが混入されるようになり、豚缶は消滅しました。

ハルコの活動は、
からアクセスしてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿