2016年1月19日火曜日

時代劇小説ファン


佐伯泰英の『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズが1月に2冊同時刊行、「竹屋ノ渡」と「旅立ノ朝」全51巻で完結しました。

50巻の「竹屋ノ渡」で”おこん”の父親”どてらの金兵衛が亡くなる最後の場面では通勤途中の電車の中で読んでいたのですが、涙がとまりませんでした。


最後の51巻目は仕事場で最後まで読み切り、その日はほぼ仕事をさぼってました。
足掛け15年に渡る文庫本書き下ろしで、若かった主人公達も歳を取ってきますが、
それにも増して筆者の時代との変化で内容も大きく変わっていると感じるのです。
時代劇で登場するのは、いわゆる”チャンバラ”で剣戟の凄惨な場面が
多く描かれてましたが、近年は闘うというよりは、
家族や仲間という市井の生活の大切さを描いている比率が高いのです。

それも、特に2011年の東日本大震災以降の刊行されたものが顕著です。

佐伯泰英本は時代劇小説に関してはほぼ全部読んでいると思います。
「密命」「秘剣」「夏目影二郎始末旅」
「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」
「吉原裏同心」「鎌倉河岸捕物控」「長崎絵師通吏辰次郎」
「酔いどれ小籐次留書」「交代寄合伊那衆異聞」
それがすべてシリーズで、何冊読んだのか把握もでみませんが、
本当に凄い刊行点数ですね。
まだ、4シリーズは完結していないので、
まだまだ楽しめますが、登場人物の行く末は
大変気になります。


※最近はブログさぼりがちです。
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