2015年4月15日水曜日

頭で食べるか、胃袋で食べるか。







代々木上原に引っ越して1ヶ月半が過ぎてだいぶ環境にも慣れて落ち着きました。
時間が許す限り代々木上原の料理屋さん巡りをしていますが、この地域は沢山の飲食店があり当分探訪は続ける予定です。


最近自分の「味覚の幅」がどんどん狭くなって来ていると自覚しているのです。
味覚は年齢とともに変化します。幼少期からだんだん大人になるに従い味覚の幅が出来て、新しい味覚を受容してきますが、ピークを迎えると、だんだん幼少期の頃の味覚へと退行していくらしいですが、まさに、今のハルコです。
食をいささか仕事ににしている身としては、大変困ることなのです。
自分の好き嫌いとは別に新しい未知の味に対してどう、興味を持って維持するかが重要なのですがね。

食べる経験や体験は、知識の積み重ねで個人での判断基準がどこにあるのかが問題です。
普段食べるときは、意識しなくても、大雑把に言うと「頭で理解」するか。「胃袋で理解」するかだと思っています。
口に食べ物を入れ前に、眼で見て、匂いを嗅ぎ、舌で味わい、咀嚼して胃袋まで送りこむ、場合によっては尾篭な話ですが、排泄されるまでが一つのストーリーです。
先日もあるレストランで食事をしながら、匂いや味を分析している自分がいて、これは長年の習慣というか、病気だなぁと思う次第です。
決局、長年食べ物を頭で食べているのですが、だんだん面倒になってきたこの頃です。
しかし、胃袋だけで食べるには歳を取りすぎているし、最後は心で食べるのでしょうか?
なんてことをぼんやりと考えているハルコでした。

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