2014年11月20日木曜日

仮設食堂


釜石市の鵜住居湾

短い岩手出張から帰ってきました。
今回はこの数ヶ月に渡り、釜石市の加工メーカーや飲食店のコンテストに出展した方々のその後の支援事業のひとつで訪れたのでした。

その中で、飲食部門でコンテスト1位になった「ごはんやなごみ」の三浦さんの所に行きました。場所は釜石市の鵜住居(うのすまい)地区ですが、ここは大多数の家が津波で流された場所なのです。
ハルコの母親の生家のあった土地でもあり、叔母と従兄弟も犠牲になっており、親戚も多数仮設住宅に入居してます。
「ごはんやなごみ」さんも被害に遭われて、海岸から遠い場所の仮設商店として営業しているのですが、経営はなかなか厳しい状況です。
当初は仮設に住居している方々の食堂というスタートでしたが、長い仮設暮らしで生活費を切り詰めるため、安い定食とは言っても家族で来るとなると出費は大きいのです。
美味しい新鮮な帆立が自慢の店ですが、観光客が来るような場所でもなく、地元の方々や復興工事関係者が顧客です。
現在も少し注文でお弁当作りをしているそうですが、やはりなかなか来てもらえないので、こちらからの売り込みが必要だと結論付けましたが、高齢の三浦さんがどのくらいまでがんばれるか。

衆議院が解散選挙になりましたが、まもなく4年を迎える東日本大震災の被災地の片隅にも目配りをして欲しいものです。

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