2014年9月4日木曜日

串孝

9月4日は「串の日」なのです。語呂合わせですね」。
普段はハルコも大好きな、お団子や焼鳥でもお世話になっています。「串」の字は見たまんま、二つの食材(口)の中心部に串が一本刺さっている象形文字です。

考えてみると、串ってよく出来ているものですね。バラバラの食材を束ねて纏めあげる能力の持ち主ですが、その構造はシンプルそのもの。
よく、組織で縦割りで硬直しているとき、相互にコミニュケーションを図り、活性化させるために「横串を通す」という表現があります。


焼鳥でも単一な焼鳥ではない、ねぎま(葱間は本来マグロ肉ですが、今は焼鳥でも使用)なんかは串からそのまま直に、ネギと鳥肉を交互に齧り取りながら食べるのが楽しいですね。串から外して食べても面白くありません。
また、片手で気軽に食べられるという利便性も大きいですね。
串の先端を口に向けて食べるより、串を横にして食材を歯で外しながら食べるという、ある意味で下品な食べ方は野趣溢れています。これを全部外して食べるというのは、個人的には好きじゃありませんが、個人の好みの問題ですね。
これが金属串を使ったシシカバブのようなモノなら、外した方が食べやすいのですが。

赤塚不二夫の「おそ松くん」のちび太のおでんも、全部外したらつまらないですね。
そう考えると串の食文化って結構面白いですね。
個人的な感想ですが、串刺しの食材はそれぞれが一口で食べられるサイズが理想です。
「適当」とは、いい加減なことではなく(これも誤解されていますが)、日本料理の世界では「一口で食べられる大きさ」を「適当」と言っているのです。

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