2014年6月23日月曜日

野﨑洋光さんのこと

先週はドンチッヨの石川勉さんのことを書きましたが、今日は分とく山の野﨑洋光さんのことです。
ちょうど土曜日は、朝から分とく山で野﨑さんと撮影の初日だったのです。
秋に発売予定のレシピ本ですが、まだ中身は言えません。


最初に野﨑さんにお会いしたのは何時だったのでしょうか。
逆算していくと、2004年に現在の南麻布の「分とく山」、1989年に西麻布の「分とく山」、その前の西麻布「とく山」が1980年。
客としては最初に「とく山」に出入りしていた頃(他のお客はエラい人ばかりで、端っこにいました)、野﨑さんもハルコも20代から30代でした。
そうすると、大体30年くらいの付き合いということでしょうか。
本当に長い付き合いです。

ハルコの料理の師匠は2人いるのですが、一人はフランス料理の酒井一之さん。
酒井さんがフランスから日本に帰国して、渋谷に「ヴァンセーヌ」を開店した年なので、33年ほど前でしょうか。
酒井さんはハルコに「料理の美味しさを教えてくれた師匠」で、酒井さんと知り合ってから、食べ歩きを始めたと言っても過言ではありません。
食後にカルヴァドスを飲みながら、酒井さんのヨーロッパの修業時代の話を聞くのが、フランスまで食べ歩きに行く推進エネルギーになったのです。

そして野﨑さんはハルコにとって「料理そのものに対する師匠」なのです。
野﨑さんはよく、食べている時に「今、食べている食材は何か判りますか?」と質問をします。昔はほとんど正解できませんでした。
それに答えようとして、少しは料理の勉強をするようになりました。自ら野﨑さんへ弟子扱いにしてもらった「押しかけ弟子」なのです。
師匠の教えを守り、だしを引き、和食に邁進したのです(あくまで家庭料理ですが)。
その過程で野崎さんと「だしポット」を開発し、ロングセラー商品が出来たことは弟子冥利に尽きます。
野﨑さんは日本で一番料理本を出した料理人ですが、その仲間に加えてもらいます。

明日から岩手出張で、しばしブログはお休みです。
近況は随時FBで発信しております。
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