2014年4月22日火曜日

ソース焼きそば

料理の起源を調べていると、判るようで全然判らないものによく出くわします。
先日も、居酒屋さんでソース焼きそばを食べていたのですが、これもお祭りの縁日の屋台から中華料理屋さんまで幅広く、さらにインスタントソース焼きそばなど、たくさんの種類があります。
ハルコはかなり、このソース焼きそばが好きなんです。
縁日のあまり清潔とは思えないものでも、ソースの焦げる匂いに誘われて買い食いしてしまいます。


ソース焼きそばは、母体となる中華焼きそばと西洋のソースが合体して出来た不思議な料理ですね。
このソースはイギリスのウスターソースが原型で、その後どんどん日本化していくのです。以前に書いた大阪の阪急百貨店大食堂の「ソーライス」ではないですが、本当に日本人は好きな味です。
ごはんに、焼そばに、揚物や粉モンにと、このソースが無ければ関西の食文化は成立しませんね。
これは戦前(最近は第二次世界大戦とか、太平洋戦争と書かないと判らない人も多いようで)から「新味醤油」などという名前であったそうで、戦後に関東にのヤミ市で中華そばをキャベツやモヤシで増量し、ソースで調味して売られていたのが広まったのが最初という説があります。
これに、豚肉やらを混ぜて一緒に焼いて、紅生姜を添えて食べるのは、ビールにも合うし旨いものですね。

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