2014年2月5日水曜日

菜食主義と人口

先月、ダン・ブラウンの『インフェルノ』を読みました。
ご存知のように『ダ・ヴィンチ・コード』は世界的にベストセラーになり、映画化もされましたね。
『インフェルノ』も謎解きなので内容は書きませんが、地球の人口の増加問題がストーリーのベースになっています。

日本は少子高齢化による人口の減少が懸念されていますが、世界を見ると現在世界の人口は72億人くらいだそうです。これが半世紀前は30億人だったのです。その当時小学生のハルコは、社会科の教科書で覚えた記憶があります。
50年で倍の人口ですが、これが昭和の初めは20億人、19世紀初頭は10億人でした。この50年での増加は異常なほどだと思います。

小説『インフェルノ』は、この人口抑制するために仕掛けられた野望を防ぐストーリーなのですが、悪の側の人口抑制者の立場も理解出来ないわけではありません。
ある人口予想では2100年には109億人になるという説や、いや、地球の人口は80億人で頭打ちだというのもあります。
しかし、まだまだ人口が増加することは間違いないでしょう。
こんなに人口が増加して果たして、地球はその人口を養うだけの物を提供できるのでしょうか? 大気汚染・水不足から始まり、食糧の自給を考えると、ハルコは心配で夜も眠れません。
医療技術の発達で人類は長生きになったのは幸いですが、このままで良いのか考えてしまいますね。


ブログの表題に「菜食主義」としましたが、本当は究極の菜食主義者インドの“ジャイナ教徒”のことを書こうとして、内容が変わってしまいました。
歩く時も口の中に虫が飛んで入らないように白い布で覆い、当然、牛乳も卵も蜂蜜すらも蜂を殺すと禁止しているジャイナ教に、興味を覚えているのです。
その内容は『肉食タブーの世界史(法政大学出版)にありました。食糧危機は、歴史の中でもある物をタブー食にすることで解決している部分もあるのです。
一度、このタブー史と食糧の関係を考えても良いのではないか、と思うハルコでした。

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