2014年1月14日火曜日

料理人年齢当てクイズ

先週は4回もイタリアンを食べましたが、今週は今週で「ガレット・デ・ロワ」の会やらで予定が埋まっています。


明日の夕方から代官山の蔦屋書店で、辻芳樹が語る「和食の真実」のトークイベントがあるので、「和食の真実」を拾い読みしておりました。
その中で「料理人の年齢当てクイズ」という小見出しが目に入りました。
辻芳樹さんの父・辻静雄さんは、ご存知のように日本の食文化に大変な影響と貢献をした方ですね。
その辻静雄さんがお子さん達と食事に行く際に、「この料理を作った料理人の年齢は何歳ぐらいだろう?」と、クイズを出されていたそうです。
そうしているうちに、メニュー構成、味付け、肉や魚等の食材の使い方、包丁の入れ方、盛りつけ方、お皿の選び方、等々から、大体5歳の誤差で判るようになった、と書いてありました。

ハルコも以前から、「客と料理人の年齢がプラスマイナス5歳」の幅が相性が良い、と考えておりました。
最初に料理を食べ始めた頃は、当然料理人は随分と年上なので、そんなものかと思って気にせずに食べていました。
そのうちに同年齢の料理人達が第一線に登場し、あれよあれよと言う間に随分と年下の料理人も活躍するようになり、年代によって随分と料理に関しての考え方が違うのだ、と実感しています。

ハルコもこれは大体どのくらいの歳の料理人が作ったか、が判るようになりました。
料理人の系譜で、弟子たちがどんどん独立していく過程の中、客が親方のこの料理が好きで、弟子にも同じ料理をリクエストすることもあります。
まったく別の料理になるのなら違いますが、 同じ料理でありなががら、アプローチや解釈の違いで味が変わるのを、結構楽しみにしているのです。

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