2013年11月11日月曜日

大人のお子様ランチ

今日はぞろ目で、麺の日、ピーナッツの日、チーズの日と盛り沢山ですが、まったく関係の無い「大人のお子様ランチ」の話です。


まず、ハルコは小さい頃にお子様ランチなるものを食した体験がありません。
田舎ゆえに、そんな物が存在していたかどうかは今となって判りませんが、少なくとも市内に小さな百貨店が2つあり、そこには大食堂もあったので、絶対にお子様ランチはあるはずです。
ついでに言うと七五三も(5歳時)経験はありません。何故かハルコの妹はちゃんと七五三を3回もしているのです!


そんな不遇な(?)幼少時代を過ごしていたハルコは、長じて「お子様ランチ」に異常に執着しています。
以前、三越の『お帳場通信』の編集長をしていた時に、過去の三越のアーカイブのページに「三越のお子様ランチ」を再現して収録したのです。
「お子様ランチ」は、昭和5年に日本橋三越本店から始まりました。
その当時の食堂部の主任の安藤太郎さんが、食器メーカーが持ってきた絵皿を見て、子供向けのメニューとして作った「御子様洋食」が始めなのです。
ケチャップライス、サンドイッチ、ハム、カニクリームコロッケ、スパゲッティ、ボンボンと子供の喜ぶメニューが満載です。
そして山登りが趣味だった安藤主任は、ケチャップライスを富士山の形に盛り付け、その頂上に旗を立てたのです。
この旗は、その後のお子様ランチには欠かせないシンボルになりました。
このハルコのお子様ランチ好き企画は、その後三越のレストランで期間限定で提供されたのです。

そして現在、新宿伊勢丹キッチンステージでは、銀座マルディグラ和知徹シェフによる「大人のお子様ランチ」を提供しております。これは、ハルコが幼少時代に食べられなかった、お子様ランチへのオマージュなのです。

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