2013年11月29日金曜日

臭いぞ!

毎日自宅から事務所まで、地下鉄を乗り継いで通勤しているハルコです。ちゃんと定期券も買っているんですよ。

今朝は伊勢丹キッチンステージのセミナーのために、早めに地下鉄に乗り込みました。これは仕方がないのですが、混雑タイムなのです。

冬になると、皆さんコートやらダウンジャケットで厚着になる上に暖房も入り、かなり不快指数が高くなります
今朝も入口近くのつり革に掴まっていたら、停車駅から入ってきた男性(老年)が縱のバーに掴まるために、ハルコの顔の前に手をにゅーと延ばしたのです。
すると、鎮痛効果の貼り薬のニオイが……。
顔をその男性の方に向けるとさらに強い匂いがしたので、あぁ、これは、肩に張っているんだと確認しましたが、これが、ニオイから逃れられない!
顔を左にそらすと、今度は左の男性に方からは、煙草となにやら物が腐敗してるような酸味のあるニオイが……。
車内は暖房が効いており、左の男性の汗臭いニオイが……。

人間の嗅覚は、犬などに比べるとかなり低いレベルですが、人間の五感の中では一番能力が高いそうです。
ハルコは(多分)嗅覚能力が高いと自負しております。それゆえに匂いには大変敏感なのです。
あるレシピ本を制作していた時、諸事情があり某料理屋さんの厨房で3日間撮影することになったのですが、この厨房が広いわりに何だか生臭いニオイと腐臭がしたのです。
他のカメラマンやライターさんは気にならないようでしたが、こんな場所で3日間も居られない!
3日間は厨房には最低限しか入らず、客席の方で待機していました。
案の定、この店は半年後に閉店しました。
本当に匂いは重要ですね。クンクン!

2013年11月28日木曜日

米について考えています。

長年、料理の本を制作したり食関連の仕事をしてきて、一度たりとも疑問に思わなかったことが、このところ本当にそうだろうか? と疑問に思えてきました。
それは、ずばり「米」問題なのです。


政府が減反政策を止めるとか、TPPの聖域だとか、毎日米を巡るニュースで溢れています。長年日本人の主食は「米」であり、その米を中心にした食事が正しい食生活である、という考え方です。
1985年に、当時の厚生省が提唱した「日本型生活=米を中心にした健康的な食生活」の時は、欧米型の脂質など高カロリーな食生活から、ヘルシーな日本型食生活への転換を促すため、ハルコも出版社などの本を制作した事もあります。

ハルコ自身は「米」大好き派で、米を食べない日は考えられません。
しかし、本当に米は日本の食の中心だったのでしょうか?
百姓という名称は、農業(特に米作り)をする人々だと考えていましたが、以前方関心を持って読んでいた網野善彦氏の著作物で、「百姓はいくつもある職業の一つで、米を作る農民とは限らない」という説がありました。
確かに、日本は四方海に囲まれていてる上に山々が多く、平地での米の耕作面積は限られています。
この所、仕事で岩手へ出かけていますが、海や山での食糧生産者さんの場所にも随分行ってきました。
そうすると、農民の他に山民、海民と多くの食糧の生産者がいるのです。
この人達も古来より生産者の子孫として生活を営んできていますが、昔は貧しいというよりも米の栽培が出来ないので、粟や稗などの雑穀を主食にして生活してきたのです。

米が主食であるなら米の供給は必須条件ですが、日本の歴史上で完全に米の絶対供給が出来ていたことは無いのです。
明治になって台湾を統治し、そこで米を生産し、国内に流通させていたくらいなのです。米の生産は国是で、戦後の高度成長以降に日本人の食生活の多様化により、米の需要が落ち、米余りで減反……。

米は神事とも深い関係もあり、単なる一つの食糧でないことも確かですが、一度ちゃんと日本人と米との関係を深く考えてみたいと思っています。
写真は30年も前に米に深く考えていたハルコの幻の『米の博物誌』のコンテです。

2013年11月27日水曜日

仕事の時間…農耕型?狩猟型?

昨日は朝から会議・午後から撮影と、ブログを書く時間もありませんでした。
仕事の仕方や時間の使い方は個々で違いますが、ハルコの場合は日によって随分違うスケジュールになります。
しかし、世の中には「判を押したような生活」の方々も沢山おります。
毎日決まった時間から仕事を始めて、決まった時間に終了する。
昨日も撮影の帰りにカメラマンの方と話していて、ハルコは「今日は仕事にならない」と言ってしまいました。
撮影の立ち会いも仕事ですが、これが3日連続で終日だと「仕事」という意識が出ますが、僅か3~4時間程度だと半分は遊びの感覚……と言ったら、カメラマンに叱られるでしょうか。
「面倒度数」が高いのは「仕事」で、「面倒度数」が低いのは「遊び」と、どうもハルコは考えているようです。


話は変わり、よく「農耕民族タイプ」「狩猟民族タイプ」という職業(?)の区分法がありますね。
元々の仕事は、エディトリアルデザイナーとしてスタートしたので、終日机の上で格闘しておりました。本当に1日16時間くらい働いていたのです。
これが仕事の幅が変化し、アートディレクターとして仕事をするようになると、会議を始め撮影の立ち会いやら、机以外での仕事も多くなります。
しかし外で仕事をしていても、仕事の基本は机の上なので、戻って仕事をして「仕事をした気」になるのです。

さらに仕事が変化して、対外的な仕事が多くなり、机の仕事はだんだんスタッフにまかせて、自分自身の「クリエイティブな仕事」が減ってきます。
それはそれでも良いのですが、段々仕事をしている感覚が減ってくるのです。

仕舞いには、企画(と言うと聞こえは良いですが、単なる思いつき)なんてことを仕事にし始めると、仕事と遊び区別はほとんど無くなります。
そして、楽しいのは企画とういうプランニングをしている時で、それが実行段階に来て、工程が見えてくると飽きてしまい、「おまかせ!」と言って他の事を探す始末で、よく「詰めが甘い」と言われる原因はこの辺にあります。

過去を考えてみると、「農耕型」から出発した仕事が途中から「狩猟型」に変化したのですが、元々「農耕型」のハルコは「狩猟型」へ完璧に移行出来ない中途半端な「半農半猟型」な仕事ですね。
いつかは落ち着いて、完全な「農耕型」に戻りたいと考えているハルコなのです。

2013年11月25日月曜日

燻製調理はいかが?

人類学者レヴィ=ストロースによる『料理の三角形』という概念をご存知でしょうか?
レヴィ=ストロースは「料理の三角形」の中で、
「料理というものは人間の文明に必然であって、いかなる社会においても『料理』のない人間生活はありえず、ゆえに『料理』という営為は言語や婚姻とともに、人間生活の普遍的要素と言える」
こういった視点で、まず料理の三角形における「生のもの」「火にかけたもの」「腐ったもの」の三つの頂点を設定したのです。
この理論を解説すると膨大な話になるので割愛しますが、ある意味で料理の技術的な区分を示す貴重な考え方なのです。
「生の物(生食)」「火にかけたもの(加熱)」「腐ったもの(発酵)」と、調理法の大雑把な概念を表現していると同時に、食物の保存にも繋がる概念でもあるのです。

何故こんな面倒な話をするのかって?
本題はここからなのです。
火にかけたものでも、焼く、煮る、茹でる……と、いろいろありますが、焼く時に煙が出ますよね。この時に食材が燻されて化学的な変化が起きるのです。
燻製するためにスモークチップを燃やして、そのスモークを食材に当てることによって、風味付けしながら保存に適した状態にする。ベーコンなどがその例ですね。

10年前から、この燻製を家庭で簡単に出来る器具が作れないか、と考えていました。
そして、苦節5年でやっと中華鍋をベースにした製品開発と発売にこぎ着けたのです。
それが脇屋友詞さんの「脇屋匠鍋」なのです。

2013年11月22日金曜日

50年前の宇宙中継


1963年11月23日午前8時58分。
小学生4年生だったハルコは、家のテレビの前で父親と正座をしておりました。
この日は勤労感謝の日の土曜日で、学校はお休みでした。
アメリカからの初めての「宇宙中継(この時代はそう言っていた)を待っていたのです。
正確に言えば、その日の午前5時27分からの宇宙中継が最初なのですが、さすがにまだ寝ている時間なので、2回目の宇宙中継をワクワクしながら待っていたのでした。

そして、8時58分の宇宙中継はアメリカ大統領ジョン・F・ケネディの暗殺のニュースになりました。
子供心にも大衝撃のニュースでした。

えっ、子供だからそんなことよく判らないだろうって?
そんなことはありません。ちゃんと毎日朝刊を読む様な子供だったのです。
小学校では、学級会で毎日各班の持ち回りで、その日(または前日)の気になるニュースの要点を発表するため、日頃からニュースはよく見て(読んで)いました。
そして、日本でも人気のケネディ大統領の暗殺はもの凄いショックでした。
ハルコは望月三起也のマンガ「ケネディ騎士団」の愛読者でもあったのです。
あれから半世紀。ついこの間のような感覚ですが、あっと言う間です。

2013年11月21日木曜日

ファイトケミカル

昨夜は関西の桂米朝門下の、桂雀松改め桂松之助の襲名披露東京公演へ出かけました。
関西からはざこば、南光、鶴瓶と、東京からは円楽の客演という華やかなメンバーでした。個人的には関西の落語も嫌いではありませんが、やはり江戸言葉の落語の方が聴きやすかったですね。鶴瓶師匠は何を言っているのか、半分以上聴き取りにくかったのです。
落語は今年の1月にイイノホールに行って以来で僅か2度ですが、昔は定席や紀伊國屋寄席によく通ったものです。

さて、今朝TBSの「はなまるマーケット」を見ていたら、先月ハルコの事務所でも制作に関与した本の著者が登場してるではありませんか!
『ハーバード式「野菜スープ」で
 やせる!若返る!病気が治る!』
ちょっとエグいタイトルですが、元ハーバード大学準教授で現在麻布医院院長の高橋弘先生の監修なのです。

「ファイトケミカル」という言葉は聞いたことがある方も多いかもしれません。
高橋先生がハーバード大学在学中に、免疫とがん、免疫と食事の関係を研究していたもので、植物や果物、キノコが作り出す天然成分が「ファイトケミカル」なのです。
生活習慣病の大部分が間違った食生活からおこる「食源病」だとして、高橋先生はキャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャの4つの野菜をから取ったスープを患者さんに勧めたところ、めざましい効果があったのです。
色々な生活習慣病の気になる方はご一読・実践を。
マキノ出版から発行されています。




ハーバード式「野菜スープ」でやせる!若返る!病気が治る!
高橋弘(医学博士) 監修
定価:780円(本体743円)/マキノ出版

2013年11月20日水曜日

あまロスツアー後日談

岩手へあまロスツアーに行ってまいりました。
今更ながらですが、岩手に行く(帰る)と癒されますね。
今回も、山形町(旧山形村)の柿木牧場の自然の中で、ひと時を過ごしているだけでほっとしました。

東京駅から出て丸ビル方向へ向かうと、まるでよその惑星に来たように感じました。
盛岡から新幹線で二戸へ行く車窓からの風景を見ていたら、以前見たベルリンからプラハへ行く途中の風景に似ているのです。
その時に、頭の中ではドボルザークの「チェロ協奏曲」が鳴り響いていました。

そう、岩手の北は東欧・ボヘミアン的な世界なのです。
ドボルザークの曲を昔から聞いていると「秋」「祭囃子」「郷愁」を連想していましたが、自分自身の原風景だったんですね。
チェコならスメタナの「モルダウ」でも、同じように繋がる心象がありますね。

故郷を離れて40年の年月が過ぎましたが、現在縁があり、岩手に行く(帰る)機会が増えたのは幸いでした。
やはり、ちょっと冬の始まる前のこの季節は好きだな、と思った「あまロスツアー」でした。

2013年11月15日金曜日

昆布の日だけど……。

昨日は(今日も)岩手県関係のお手伝いでバタバタしております。
昨日の「いわて食の大商談会iin東京」は大盛況でした。
多くのバイヤーさんや関係者の方々がご来場されました。
今日の写真は、会場でも展示されていたサバ缶「Çava?」ですが、これが美味しいのです。
このサバ缶は、岩手県の岩手県産株式会社(知事が会長です)の商品で、人気のため入手が困難と聞いています。さて話は変わり、今日は「昆布の日」です。


ハルコにとって、昆布は仕事でも大阪の昆布屋の松前屋さんの顧問もしている関係もあり、日常的な存在ですが、やはり面倒だと思っている方も多いみたいですね。
昆布のさらなる発信や普及活動はこれからも推進して行きます。
ハルコが昆布に興味を持った一番のきっかけは、分とく山の野崎洋光さんと組んで「だしポツト」を造ったことでした。
昆布と鰹節をだしポツトに入れて、熱湯を注いで1分で美味しいだしになる。
本当に盲点の企画でした。後日、菊乃井の村田さんが「おれも同じこと考えていたんや」と言ったとか言わないとか。
昆布は日本が誇る「UMAMI」文化です。
もっと大事にしましょう。

今週末から岩手県の二戸市へ、マルディグラの和知シェフとセミナーの旅に行ってきます。どうも、現地は雪でたいへん寒いそうです。
短角牛の牧場まで行き視察し、その後二戸で「雑穀セミナー」を開きます。
しばしブログはお休みですが、またセミナーのご報告をしますね。

近況はFBで発信しております。
ハルコのfacebook

2013年11月14日木曜日

本日、いわての食の商談会in東京

朝7時から日赤での定期検診後、事務所でミーティングをしてから、九段下のグランパレスで「いわての食の商談会」に終日出かけて会場におります。
色々なバイヤーさんから料理人さんたちが来ます。
夜は産地の方々との懇親会1日中岩手漬けです。


今年は岩手県産株式会社(岩手県の第3セクター)が創立50周年を迎え、岩手のPB(プライベートブランド)の発信もいたします。
東日本大震災からの確実な復興の兆しは「食」からです。
皆様よろしくお願いいたします。

facebookも随時発信いたします。
ハルコのfacebook

2013年11月13日水曜日

あぁ、揚物の誘惑断ち難し!


昨夜は、マルディグラの和知シェフのハムをこともあろうに甚六へ持ち込み、ハムカツしてもらい、“非常に美味しく”いただきました。
ハムカツとは言っても、揚げ物ゆえにカロリーは高いですね。

そして今日の昼食は「とんかつ まい泉」でロースカツを食べたのです。
普段、FBでハルコが投稿している料理は、やはりというか揚物が多いようで、最近お気に入りの巣鴨の「ときわ食堂」でも、揚物の盛り合わせにビールという“最強(最低)”のオーダーをしてしまうハルコなのです。

大体ロースカツが500kcalで、これにごはんの定食にすると700~750kcalはいくでしょうね。これじゃ痩せられるわけがありません。

「揚げ物の誘惑にどうしたら勝てるのか」がハルコの目下の課題です。
明日は朝から日赤で定期検診ですが、明日の昼までは絶食しなくては。

2013年11月12日火曜日

上海蟹だ!

1ヶ月少し前、東京は30℃を超えておりましたが、この所急に寒くなりましたね。
寒くなると食べたくなるものの一つに河豚がありますが、上海蟹もその一つです。


実は、大体シーズンの最初に上海蟹をいただく日は、毎年同じように10月末辺りですが(2年続けて10月28日だった、今年は2週間も遅い!)、今年は寒くならないのでイマイチ上海蟹モードではなかったのです。
昨夜は、口切りで神保町の新世界菜館でいただきました。

上海蟹は年中ありますが、なぜ秋からの食材なのかと調べてみました。
上海蟹は夏に活動が盛んで、寒くなると急に動かなくなり、蟹味噌や蟹肉が一気に蓄積されるそうです。ハルコのお腹と一緒ですね。
また10月の雌、11月の雄と言われるように、微妙な味比べが出来るのです。
昨晩は雄をいただきました。


上海蟹を最初にいただいたのは、まだ上海蟹が一般的ではない時代で、26年くらい前でしょうか。上海蟹の輸入元締め、神保町の「新世界菜館」の傅健興さんの上海蟹を食べる会に参加したのが最初だったと思います。
目の前に生きた上海蟹がタコ糸で縛られて、付いている札に自分の名前を書いて蒸してもらうのですが、途中で蟹が逃げて、テーブルの下で捜索して大騒ぎになったことを思い出しました。

シーズンの開始は、まずは新世界菜館からというハルコでした。

2013年11月11日月曜日

大人のお子様ランチ

今日はぞろ目で、麺の日、ピーナッツの日、チーズの日と盛り沢山ですが、まったく関係の無い「大人のお子様ランチ」の話です。


まず、ハルコは小さい頃にお子様ランチなるものを食した体験がありません。
田舎ゆえに、そんな物が存在していたかどうかは今となって判りませんが、少なくとも市内に小さな百貨店が2つあり、そこには大食堂もあったので、絶対にお子様ランチはあるはずです。
ついでに言うと七五三も(5歳時)経験はありません。何故かハルコの妹はちゃんと七五三を3回もしているのです!


そんな不遇な(?)幼少時代を過ごしていたハルコは、長じて「お子様ランチ」に異常に執着しています。
以前、三越の『お帳場通信』の編集長をしていた時に、過去の三越のアーカイブのページに「三越のお子様ランチ」を再現して収録したのです。
「お子様ランチ」は、昭和5年に日本橋三越本店から始まりました。
その当時の食堂部の主任の安藤太郎さんが、食器メーカーが持ってきた絵皿を見て、子供向けのメニューとして作った「御子様洋食」が始めなのです。
ケチャップライス、サンドイッチ、ハム、カニクリームコロッケ、スパゲッティ、ボンボンと子供の喜ぶメニューが満載です。
そして山登りが趣味だった安藤主任は、ケチャップライスを富士山の形に盛り付け、その頂上に旗を立てたのです。
この旗は、その後のお子様ランチには欠かせないシンボルになりました。
このハルコのお子様ランチ好き企画は、その後三越のレストランで期間限定で提供されたのです。

そして現在、新宿伊勢丹キッチンステージでは、銀座マルディグラ和知徹シェフによる「大人のお子様ランチ」を提供しております。これは、ハルコが幼少時代に食べられなかった、お子様ランチへのオマージュなのです。

2013年11月8日金曜日

最近ボケが……!?


これは、昨日今日ではなく随分前からなのですが、物忘れというよりもちゃんと確認すればいいことなのです。
何の事かと言うと、スケジュールをちゃんと認識していないんですね。
打ち合わせや締め切りをきちんとスケジュールノートに記載せず、うろ覚えで行動しているハルコです。

昨日も、知人のイラストレーターの展覧会のレセプションがあると“思い込み”、出かけて行っても誰もいない……と思ったら今日だった!
ちゃんと案内状を観ていないんですね。
それに、今日は昨日のブログの「刃物の日」ですが、昨日と間違えて書いて、ブログ担当のM嬢に「これは、明日では?」と言われて気づいたのです!
最近、日にちも曜日も混乱気味です。
これは土日関係なく仕事をしていて、曜日感覚が失せてきたせいでしょうか?

今日も早朝にゴミが沢山あったので、5時頃にマンションのゴミ集積場へ出しに行ったのです。
マンションは玄関と裏のゴミ集積場のオートロックで、鍵が無いと出入り出来ません(ゴミ置き場は暗証番号があるが忘れていました)。
ゴミを持ちながら、鍵の替わりに間違って携帯を持って出たのですが、オートロックで入れなくなり、携帯でオクサマへ電話しても、まだ日の出前で起きてくれずに、玄関で30分待っていました。
ゴミ集積所から新聞配達の人が来たので、手を振り「開けて!」とお願いして、ようやく中に入れました。

部屋に戻り、オクサマに事の顛末を話すと一言。
「ボケたんじゃない?」

2013年11月7日木曜日

11月8日は刃物の日

記念日ものですが、ハルコは絶対外せない日です。
明日は11月8日は「イイハ」で「刃物の日」なのです。

ハルコが商品開発やキッチンステージでお手伝いをしている貝印は、岐阜県関市が本拠なのですが、この時期に鍛冶屋の催事“ふいご祭”が全国的に行われるので、1996年(平成8年)に、全国の主要刃物産地が協力して「刃物の日」として登録されたのです。

関市といえば、近くにあるのが合戦場で有名な“関ヶ原”ですが、関は鎌倉時代から刀鍛冶が沢山いた場所なのです。
刀の大業物で有名な「関孫六」も、この関の良質な土と炭を求めて関孫六兼元が定住したのが最初なのです。
やがて、江戸時代に刀の需要が落ち込んでくると、関は刀造りの技術を活かして包丁、小刀、鋏などの家庭用の刃物を作り、明治になってはポケットナイフも輸出し、やがてカミソリの刃も造るようになったのが貝印なのです。
貝印は今年創業103年を迎えますが、日本の刃物産業のトップとして、現在は海外でも展開する企業にまで成長したのです。
うむ、なんだかパンフレットのような内容になってしまいました。

良い料理は良い包丁から。貝印をご贔屓にお願いいたします。

2013年11月6日水曜日

朝からビール!


今日は伊勢丹キッチンステージのセミナーがありました。
いつも運営している立場として開店前に伊勢丹へ行き、当日のセミナーへ登場のシェフをお迎えして、約2時間程立会をしています。
この立会と言うのは、文字通りず~っと立っているのです。それも、お客様が食事をしながら話を聞いているのを、ただず~~っと立っているのです。
お腹は空くし、足も痛くなります。まぁ、たまにちょっと抜けて、外に出て立ち食いそばなど食べに行く時もありますね。
でも、その時間は僅か5分なのです。

そんなセミナーですが、本日キャンセルが出たため、ハルコは初めてセミナーを客席から拝聴する立場になりました。
えっ、役得だろうって? そんな事はありません。すべて自腹で客になるのです。
このセミナーは、入店が10時半で開始が10時45分なのですが、事前に生ビールオーダしておきました。
昼からビールを飲む人間のクズが「ビールクズ」ですが、10時台だとまだ朝なので「スーパービールクズ」と言うそうです。

今日はビールからスパークリングワイン、白、赤と60分1本勝負で(そんな勝負するなって)4杯も飲んでしまいました。
いや、昼酒は効くと言いますが、朝から飲んでいたハルコは半日役に立ちません。
もう夕方で、やっと酔いが醒めてこのブログを書いている所です。

2013年11月5日火曜日

イタリアンレストランウィーク

さすがに秋も深まって来ましたね。
この3連休は仕事もしていましたが、わが家の結婚記念日(11月3日)もあり、盛り沢山な日々でした。


その連休初日に、南青山(事務所のそばです)の“フェリチタ(Ristorante Felicita)へ出かけました。
ブログのタイトルに「イタリアンレストランウィーク」としていますが、これはダイナースクラブが11月2日から17日まで開催しているキャンペーンで、多くのイタリアンレストランから、ブログやFBで発信してくれそうな方々へレストラン情報をお送りしているのです。
イタリアンレストランのさらなる拡大キャンペーンですね。
これを手掛けている友人から、電話(最初はメール)で勧誘されて出かけたのです。
ある意味で、無駄な広告費をかけるより有効ですね。ディナー券付きですがワイン等は別口で、それなりにお金は使いました。結婚記念日のプレもあり、楽しかったです。

そしてフェリチタですが、今年で14年だそうです。確かオープンした当初に何回か行きました。現在の武井祐一シェフは昨年の8月からの就任で、「サバティーニ」や「ダノイ」を歴任していたのです。
この所で通っているイタリアンは、割とカジュアルで男性的な店が多かったのですが、フェリチタはエレガンスですね。
「真珠に見立てた小さな帆立」で、帆立に小さなパールオニオンを詰めたアミューズから始まり、毛蟹とカリフラワーのチェルキオ、モンタルチーの風のピーチ、黒トリュフかけのトルテッリーニ。そして、アクアパッツァが絶品!
調理法の途中で水分を抜いて旨味を凝縮し、それをアサリのソースでいただく、久しぶりにイタリアンで瞠目しました。こりゃ、旨い!
赤ワイン煮込みの和牛のほほ肉と、フェリチタの記念デザートをそれぞれワインを合わせていただきました。
食後はロマーノ・レヴィのグラッパ!

最近はグランメゾンでの食事は避ける傾向でしたが、やはりレストランの王道ですね。
良い一夜でした(あと、ランチも行かねば)。

2013年11月1日金曜日

feeling groovy

11月です。本当に時間が経つのは早いですね。
今年もあと2ヶ月!


昨夜は、新宿で豊村薫先生の『2皿で、かんたん薬膳』の出版記念会があり、大盛会でした。
企画してから4ヶ月の制作で何とか出版にこぎ着け、ちょっと安堵の思いです。
これから売らないといけない、これが一番大変なことです。

今朝は5時起床で、事務所には7時半から来ています。
赤坂の脇屋友詞さんの「トゥーランドット臥龍居」で撮影のための下準備です。
これも3年越しで、新しい中華鍋の商品開発をしてます。やっとサンプルが仕上がり、今日はこのレシピ撮影なのです。
何とかギリギリ、キッチンステージでもお披露目出来ると思います。

やはり、朝の空気は澄んでいて気持ちが良いですね。
ふと、頭の中にサイモン&ガーファンクルの59番街橋の歌のメロディーが流れて来ました。
この歌は通称「feeling groovy」という題名ですが、昔から好きな歌です。

Slow down, you move too fast
You got to make the morning last
Just kicking down the cobblestones
Looking for fun and feeling groovy
Ba da da da da da da, feeling groovy

ゆっくり行こうよ、そんなに早く歩かないでさ
朝の食事も終えたことだし、石ころでも蹴りながら
楽しく過ごそうよ。feeling groovy(ああ、いい気分だ)

連休もキッチンステージのキョンファ先生のセミナーから、三谷幸喜の芝居、仕事での会食、四谷「三谷」、打ち合わせと、連日休み無しです。

さぁ、元気に11月もfeeling groovy!