2013年10月10日木曜日

日々是ハルコ哉。

今日のタイトルはそのままブログのタイトルです。
昨日ブログをアップしようとしましたが、余裕がなく出来ませんでした。

元々、ブログタイトルの「日々是」は中国唐時代の雲門文偃(ぶんえん)禅師の「日々是好日」からの借用です。
雲門禅師はある日、大勢の弟子たちに向かって「十五日以前のことはさておき、これからの十五日以後の心境を一言で述べなさい」と言いました。
しかし、誰も直ぐに返答が出来ずにいると、雲門は自ら即座に「日々是好日」と答えたそうです。
まぁ、禅問答ですからよく判りませんね。
一般的な解釈では「毎日が平安で無事の日である」という事ですが、全然違うのです。
「十五日以後の心境を」を問われた弟子達は、十五日後に答えることを考えたのでしょう。しかし雲門は、自ら十五日と云う期間を示しながら、実は今、即座の答えを求めていたのです。
判りやすく言うと「今でしょ!」ですね。
「今ここで自分の気持ちがが述べられなくて、一体いつ言う時があるのか」と、言うことです。

「人生は、明日と云う時があるとは限らない。 この一瞬のところを大事にせよ」と云うこと教え示した言葉が「日々是好日」なのです。

数日前に友人からの電話で「○○さんが亡くなったの知っている?」と聞かされました。
その人は、ハルコが雑誌で料理を作って登場した時に写真を撮ってくれたカメラマンでした。
ベテランのカメラマンですが、まだ充分に若いのです。
ショックでしたが、その時に「日々是好日」という言葉が脳裏に浮かびました。

この一日は二度とない一日であり、かかけがえの無い一時であり、一日ですね。
この一日を一所懸命にで生きているだろうかと。

そんな自戒を込め「日々是ハルコ哉。」

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