2013年10月18日金曜日

冷凍食品マイナス18℃

考えてみると人類の歴史は、食糧をいかに長く保存するかの歴史だったような気がしませんか?
その時はたくさんある食物も、時間と共に腐ったりして食べられなくなる。
そのために、食物を乾燥させて粉にしたり、塩や脂に漬け込んだり、あるいは発酵させたものをそれ以上発酵させないようにしたり、保存料を加えて化学的に腐らせなくしたり、と長い歴史の中で工夫してきました。


今日は、日本冷凍食品協会が1986年に制定した「冷凍食品の日」なのです。
大体記念日は語呂合わせが多いですが、「冷凍食品の日」も10月は冷凍の「10=とう」から採択していますが、18は日には実は意味があるのです。
18という数字は冷凍食品の最適温度の「18℃」が由来なのですが、知ってました?

冷凍食品の温度(品温)は、生産・貯蔵・輸送・配送・販売の各段階を通じ、一貫して常に−18℃以下に保つように管理するのがルールなのだそうです。
ちなみに、冷蔵(チルド)という言葉も聞きますが、これは氷温(0〜からマイナス5℃)に近い温度で流通、保存するという意味です。
このマイナス18℃は調理用冷凍食品の温度でアイスクリーム類はマイナス25℃、冷凍マグロでマイナス50℃になるのです。

今は業務用ばかりではなく、家庭用でも冷蔵能力が高くなって、生活には欠かせない保存方法ですね。
確かに便利で、冷蔵保存法が無いと生産や流通が成り立ちませんが、その背景には電気の力があっての話です。
先日にもブログで書きましたが、これも「神の右手と悪魔の左手」の関係です。
もう一度、人類の食の保存の歴史の勉強をしてみるのも良いですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿