2013年8月1日木曜日

八朔(はつさく)


今日は新暦の8月1日ですが、旧暦の8月1日(新暦ではでは8月30日)「八朔」と言い、この頃に早稲の稲穂が実るので初穂を贈る習慣があり、別名「田の身の節句」なので、「頼み」に掛けて、日頃お世話になっている人に感謝する意味で贈り物をする中元の起源でもあるのです。

実はこの八朔は、江戸(東京)でも需要な日なのです。 知ってましたか?
この日(あくまで旧暦陰暦ですが)は、徳川家康が江戸に入った日なのです。
天正18年(1590)8月朔日、東照神君初めて武蔵国千代田城に御入りの当日で、これを関東御入国の日と一般に唱えたのです。
この日から今日まで423年間、江戸・東京が日本の首都になった日なのです。

この「八朔の祝い」は江戸っ子にとっては五節句よりも重要な日で、武家も庶民も1日中祝っていたそうです。
時代劇、時代小説などでもこの八朔をのシーンは多く描かれていて、特に「吉原」では遊女が全員白装束で練り歩いたりと、派手に祝っていたらしいのです。
全国各地にも、八朔を祝う行事はずいぶんと残ってますが、東京では別な祭に転化していますね。

今日はこれから門前仲町まで撮影に行きますが、ひとり江戸情緒に浸りましょうか。
それにしても蒸し暑い八朔です。

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