2013年7月2日火曜日

たわしとわたし

ハルコの住んでいる所は豊島区のはずれで、交差点の向うは北区です。
この数年ウォーキングに目覚めて、ご近所をよく歩いています(えっ、徘徊だろうって? 失礼な!)。
交差点は滝野川と言って、昔は中山道から板橋宿へと江戸の町の外れになった場所なのです。


早朝ウォーキングは、気の向くままに住宅地の路地をどんどん進んで行き(よく袋小路にぶっかります)、大体30分程経ったら戻り、帰りも30分で合計1時間くらいなのです。
そして、ウォーキング中に滝野川の商店街の中で、西尾商店を発見したのです。
えっ、西尾商店なんか知らない?
では、「亀の子束子(たわし)」と言ったら分かりますよね。
そう、たわしの製造メーカーなのです。

1915年の7月2日に、西尾商店の西尾正左衛門が「亀の子束子」の特許を取得した日で、今日は「たわしの日」なのです。

亀の子束子が考案されたのは1907年のことです。
正左衛門の妻が、売れ残っていた棕櫚製の玄関マットを切り取って丸め、床を磨くのに使っていたことがヒントとなったそうです。
「束子」は束ねたものを意味する説と、持ち手藁の意味で「テワラ・タワラ(手藁)」と言っていたのが「俵(タワラ)」との混同を避け「タワシ」になった、とする説があるそうです。

普段から料理の後始末に登場する地味な「たわし」を、今日くらいはちゃんと扱ってあげようかな、と思うハルコでした。

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