2013年6月28日金曜日

予約の取れないレストラン

早いもので今年も半分が過ぎ、6月も終わりですね。
この所、伊勢丹キッチンステージに出ていただく料理人さんに交渉をする関係で、随分色々なお店を訪れておりました。
といっても食べに行っているわけではなく、仕事として打合せに行き、撮影立会で余得ですが、試食もさせていただいてます。
店選びの基準は多々ありありますが、その中の一つは「予約の取れないレストラン」というのがありあます。天の邪鬼のハルコとしては「予約が取れないなら、誰も行けないだろう!」と思うのですが。


皆さんは、話題になったレストランに行きたいと思い、何回も予約の電話をしても予約が出来ずに、断念した経験はありますか?
ハルコも過去に何軒か予約を試みても、予約が取れずに諦めた店があります。すると、その店はハルコには縁がないと思い、その後行く気も失せてしまいます。
これがミシュランなどで三つ星になったり、何とか行きたいと考えて予約を試みるも、いつも振られてばかりで、やっと予約が取れても夕方の5時から1時間という条件で食べに行った鮨屋さんもありましたが、もう面倒で2度と行きません。まぁ、1度食べてみたかっただけだ、と自分を納得させるのです。

しかし、世の中にはこの予約の取れないレストランばかり行きたがる方もいるのです。
以前、とある日本料店で定期的に、厳選した食材を食べる会がありました。
グルメ雑誌の編集長が主宰している会なので、評論家、フードライター、雑誌の編集者……と、名前を出すと、「あぁ、あの人!」という、うるさ型ばかりが集まっていたのです。
その中に、日本でも有数の食品会社の創業一族の女性がおりまして、何度か顔を合わせていうちに親しくなり、メールや電話で情報交換をしておりました。
この彼女が大変な「予約の取れないレストランマニア」だったのです。

まず、店選びの基準は美味いとかではなくて、予約困難な店なのです。
最初は「○○レストランに行きたいんだけど、誰か関係者で予約してくれる人は知りませんか?」
その時は、偶然よく知っているレストランだったので予約をしてあげたのですが、その後も順次「△△レストラン」、「□□レストラン」と頻繁に連絡が来るので閉口しました。こうなると、これは一種の病気ですね。

それ以来、ハルコは「予約の取れないレストラン」に対してさほど興味がなくなりましたが、冒頭に書いたように、近頃は予約の取れないレストランへ、仕事で行っているのでした。

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