2013年6月27日木曜日

メシのタネ?メシのネタ?

普段使っている言葉で、時々「あれ?」と思うことがあります。
例えば寿司を食べる時に、寿司タネ、寿司ネタってどっちが正しいんだろう?
瞬間的に頭の中が空白に……。


ハルコ所有の吉野曻雄著『鮓・鮨・すし』というすしの事典(おそらく日本で一番のすし事典)の、「タネ別に見るすしのすべて」の章では、「にぎりずしのタネ、すしダネ」と書いてあるので、当然「タネ」が正解ですが、得てして“符牒”というものは変転しますね。
寿司職人さんが「ネタ」と言っているのを、半可通が真似しているうちに一般的になってしまったようで、混同しているのが現状でしょうね。


「メシ喰うか」と言うと、随分乱暴な言葉のように聞こえますが、実は“召し上がる物”の意味で、「召す(めす)」の連用形「召し(めし)」が名詞になった敬語なのです。
最初は「召しもの」といった表現がされ、「めし」は食物一般を指していましたが、室町時代には「飯(いい。古くは「いひ」)」を「めし」と読んでおり、この頃から現在と同じような意味を持つようになっていったそうです。

“メシのタネ”と言えば「生計を立てるための手段」で、ハルコにとっては諸々の仕事全般ですね。
“メシのネタ”だと、このブログで生計を立てているのではないので、これは「ブログネタ」で、ブログで生計を立てていれば「ブログのタネ」?
う〜ん、わかんない!
まぁ、こんなことを書いている時は「ブログのネタ」に困っているハルコなのでした。

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