2013年5月23日木曜日

香味屋・メンチカツ

昨夜は、根岸の香味屋さん「メンチカツを食べる会」がありました。
ハルコは前の打ち合わせが長引き、思いっきり大遅刻(1時間半も)!
もう皆様、前菜から始まるコースの、メインのメンチカツがスタートしておりました。


出来立ての熱々のメンチカツを、最初からいただきましたが、ナイフで切ると肉汁が勢い良く飛び出すくらいジューシューで大変旨かったです。
そのメンチカツは「わんこそば」状態でお替わりし放題、とメンチカツ好きには天国のようなひと時でした。
ハルコもお替わりして、4個いただきましたが、短時間ではこれが限度でした。

ところがですよ。会に参加していた方(男性です)が、何と10個も召し上がっていたのです!
うむ、家庭で作る場合、牛肉50gで換算すると1個当たり270kcalですが、香味屋さんの牛肉はもう少しおごっているので、目測ですが290kcalはあるのではないでしょうか。
そうすると10個のメンチカツだけで、何と3000kcalくらいになる計算です。
他の物も食べ、アルコールも飲んでいるので、こりゃ1食で最盛期の小錦並みのカロリー摂取ですね。
いやはや凄いですね。
余談ですが、スポーツ選手で相撲取り以上にカロリーを消費するのは、シンクロナイズドスイミングの選手で、小谷実可子さんは1日に7000kcalを摂取していたそうです。だから、水泳はカロリー消費運動に適しているのですね。

さて、そのメンチカツですが、これは日本オリジナルの洋食です。
明治時代に、浅草の洋食店が「ミンス・ミート・カツレツ(minced meat cutlet)として販売したのが起源とされてようでうです。
なぜミンスがメンチに変わったのかは、あまりよく判ってないようです。
俗説としては「ミンス・ミート・カツレツ」は mince(挽き肉) meat(肉) cutlet(フランス語のcotelette〈コートレット〉が語源)を合成した和製英語とされていて、その内に「ミンス・ミート・カツレツ」がどこかで短縮され「ミンス」が「メンチ」に変じて、「メンチカツ」となった、という説が一般に広まったと言われていますが、どうなんでしょうかね。

そして、東京から関西に伝わった料理とされており、昭和初期に兵庫県神戸市の純神戸肉三ッ輪屋精肉店(明治34年創業)の二代目が、東京の洋食店の「メンチボール」(ミートボール)をヒントに考案した際に、mince(挽き肉)の事をミンチ肉(ミンチ)と呼ぶことから、ミンチで作るカツがそのまま「ミンチカツ」と呼ばれるようになり、これがメンチカツの語源だという説もあるのです。

ここまで、いくと、ハルコの大好物の「コロッケそば」の起源と言われている銀座の「吉田屋」のコロッケそばまで話が広がってしまうので、またの機会に。

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