2013年5月20日月曜日

旨い物は、飽きる!?


人間というのは、味に関しては本当にわがままなものですね。
旨い物を食べたいと思い、旨い物を食べる。その旨い物が続くと、飽きて見るのさえもイヤになる。
まぁ、これは人に限らずわが家で飼っていた猫(26歳で天寿を全う)も、いつも同じ餌だと飽きると思い、割と高めのキャットフードを購入していました。
最初は、もの凄い勢いで食べるので「これは好きなんだな」と思っていつも与えていると、ある時に口すら付けようとしなくなりました。これでは大量に購入した飼い主の立場がありません。
余ったからと言って、人間様が食べるわけにもいきませんからね。

一時、フランス料理を食べにフランス詣でをしていた事があります。
連日、昼夜1週間ほど食べ歩きするのですが、当然星が3つとか2つの店でとても旨いのですが、仕舞いには飽きてくるのです。
帰りのアンカレッジ(時代を感じさせるでしょう。まだ直行便の無い時代です)で、味くて高いはずのうどんが、何とも美味に感じられたものです。

また、京都に季節の料理を味わいに、3日昼夜食べ歩きもしました。
美味し過ぎて、最後には昆布のだしが鼻に付くようになり旨さに飽きてきて、東京へ帰って食べた、駅の立食い蕎麦の旨さったら!

こんな事を書くと罰当たりと言われそうですが、確かに旨いのもは飽きる!
旨いものに飽きてくると、どうも人が食べない「珍味や下手物」に走る方もいるようですね。ハルコも、一時は珍味や下手物に行きかけた事もありますが、無事にその世界へは参らずに戻ってきました。

20代の頃に、世界には食べた事のない未知の味が沢山あり、生きているうちにどのくらい食べる事が出来るのか?」と考えた事があります。その中には、旨いと言われるものから、下手物まであります。
しかし、段々その手のものには興味が薄くなってきたのは、歳のせいでしょうか?

どうしても、幼少の頃の味覚がその人間を支配しているようで、素朴な味や味付けをまた、好むようになってきたような気がします。

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