2013年4月2日火曜日

レシピ通りに作って!

伊勢丹新宿本店、キッチンステージに関わって1年が過ぎましたが、中々難しい問題があります。
大体2週間ごとに料理人が替わり、提供する料理も替わるのですが、食べに来ていただいたお客様に「持ち帰りレシピ」なるものを出しているのです。


プロの料理人や料理研究家と相談して、提供レシピを考えるのですが、これが難しい!
貝印が運営していると言うこともあり、キッチンステージで召し上がった料理を家庭で再現してもらう、という趣旨なのですが、これが難しいのです。

ひとつは自分でも作れそうな料理を、ワザワザ食べにきてくれるのか?
そして、プロしか作れない料理のレシピを、持って帰っても意味があるのか?

難しいですね。本当にまったく。
この持ち帰りレシピは印刷しているので、入稿ギリギリまで校正をしています。
そして、料理人がこだわりのレシピを作るので、これをキッチンステージで再現するのが、また大変なのです。

キッチンステージのシェフ達は優秀なのですが、何せ2週間毎に和食、フレンチ、イタリアン、その他バラバラのジャンルの料理を作るのです。
その都度、レシピを提供してくれる料理人達と、レシピを見て再現し、レクチャーを受けて修正し、本番を迎えるのですが、これが大変なのです。
伝言ゲームのように、伝わってくるレシピがだんだん変わってくるのです。
当然、オリジナルレシピ通りにはするのですが、微妙に違ってきてしまいます。
(つづく)

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