2013年3月7日木曜日

マニアのアマとプロ?

ブログのタイトルを2回続けて“○○マニア”としてしまい、「うむ、マニアって何?と思ったハルコでした。

マニアは元々ギリシャ語の狂気を表す言葉“madness"から出ているようで、英語の“mania"の語源だそうです。
近い言葉だと“エンスージアスト”や、“フリークス”なんてのもありますね。
最近あまり聞かなくなりましたが“オタク”もニュアンスは近いでしょうか。
あまり触れたくはない差別用語ですが、“釣キチ”の“キチ”や“○○バカ”の“バカ(良い意味ですよ)なんてのもありますね。
そこから少し引いていくと、“ファン”という言い方もありますが、ちょっと弱いですね。これが“熱狂的ファン”だと、度を超す人達でしょうか。

以前から思っていたことがあります。これを言うとボカスカされそうなのですが……。
どうして人は自分と直接関係ないことに対して、ファン心理として怒ってしまうのか?
何だかよく判らない書き方ですね。
例えば野球でもサッカーでも、自分の贔屓にしているチームが負けたとします。
その原因を選手なり、監督が悪いと言って、罵詈雑言を浴びせる人達がいますね。まぁ、贔屓の引き倒しってやつですかね。
自分がオーナーや関係者ならまだしも(入場券等を買っていれば、多少とも貢献していますが)、どうなんでしょうか。

『遊びと人間』という、フランスの哲学者ロジェ・カイヨワの本があります。これは、ハルコの座右の書で、常に机の上に置いてあります。
この中で、遊びを「競争」「運」「模擬」「めまい」の4つに分類しています。
その4つをさらに、程度に応じて軽い物から重い物までランク付けしているのです。

軽い方を「遊戯」、重い方を「競技」として、中間にも色々とランクしてます。
例えば、「模擬(ミミクリ)」は軽い方の「遊戯(パイディア)」から見て行くと、子どもの物真似、空想の遊び、人形、おもちゃの式具、仮面、仮装から、演劇・見世物全般まで広がっていくのです。
例えは変ですが、人が興味を持った事柄を学習し、仕事にしてプロになる過程とも似ていると思うのです。
マニアにアマとプロがあるかは判りませんが(たぶんあるでしょう)、本当のマニアは妥協しない人達なのでしょうね。

自分の仕事を考えると、趣味から派生して仕事化することも多々あり、マニア(専門家)と言われることもあるし、どうなんだろう? と思うのです。
まぁ、ハルコとしては永遠のアマチュアマニアでいたいですね。

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