2013年3月29日金曜日

粥嫌いの言い訳、あるいは弁明

昨日はじゅんさいが嫌い、と書きましたが、もうひとつ「粥」が苦手なんです。
中華のランチなんかを食べに行くと、「これにはご飯とお粥が付きますが、どうなさいますか?」とよく聞かれますよね。
ハルコは間髪入れずに「ごはん!」と言うのです。


確かに、京都の瓢亭の朝粥は旨いと思いますが、やはりごはんが好き。
は、普通の飯よりも水分を多くして柔らかく炊いた飯(そんなの常識)の総称ですが、昔は「強飯(こわいい)」と呼ばれる蒸した飯が一般的で、釜で炊いた飯はすべて「かゆ」と言っていたのです(知ってました?)。
現在の飯を「固粥」、かゆは「汁粥」と区別していたんですね。
わが家では土鍋でご飯を炊いているので、米と水分量によっては、随分柔らかい「固粥」になることもありますが。

同じ粥でも、これが中国や朝鮮なら立派な料理になるのですが、日本だと病人食というイメージが強いですね。
ハルコも幼少のみぎりは体が弱くて、小学生の頃は月に一度は具合が悪くなり、頻繁に休んでおりました。
その時、最初は「重湯」。いや、本当に糊のスープですね。まったく味のしないものを飲まされ、次に「三分粥」。そして、やっと3日めに「粥」だったのです。
これを10年くらい続けていたので、粥嫌いになるのもむべ成るかな。

粥に関しては朝鮮・韓国料理の方が優れていると思うのですが、いかがでしょうか。
松の実粥、帆立粥、肉粥、小豆粥、鮑粥、鶏粥……。と、食欲がそそられますね。
鮑粥なんかは本当に高級粥ですね。それこそ、昔的な汁粥ではないでしょうか。

今度、苦手な粥の研究をしてみようかしらん。と、ちょっと考えたハルコなのでした。

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