2013年2月4日月曜日

料理を作る男たち


先週の「女が料理を作らない!」の続きです。
昔々、と言っても1975年の話ですが、ハウス食品のインスタントラーメンのTVコマーシャルで「わたし作る人、ぼく食べる人」というフレーズがありました。これが女性にだけ料理作りを強いる上に男女差別だ、と女性グループから抗議があり、CMが放映中止になった事件(10月27日)がありました。
今から38年も前のことですが、今の方は「なぜ?」と思うでしょうね。
この年は人間国宝の歌舞伎役者、坂東三津五郎が河豚にあたって亡くなったことも、記憶されていますね。

本当に隔世の感がありますね。この頃が“男子厨房に入らず”と、男は台所になんか入るもんじゃない!と、言うのが崩壊した年だと思うのです。
それから16年後の1991年に、“男子厨房に入る”のコンセプトで『ダンチュウ』が創刊されて、今年で22年経ちます。
今や、テレビでは男子が料理を作るのは当たり前の時代になり、逆に料理をしない・出来ない女子の方が増えているのでは?と、思う事も多々あります。

ハルコ自身も雑誌の連載などを通じて、男性が料理を作る運動をしてきました。
元々料理は“理科”だと考えているのです。
「繊維に縱に切るのと横に切るにのはどう違うのか」とか、「料理に味が染み込むための温度は』とか、調理科学の分野は男性に向いていると思うのです。

今日は立春ですが、今年は<以前から温めていた企画を実行する年にしたいと考えております。 料理する男子達で、調理師道具をベースにして料理を作り、道具を使い、食べて、セミナーを開き、イベントもして、さらに本も作る。 これから賛同していただける方を結集して、「貝印男子道具プロジェクト」(仮称)を発足します。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿