2013年2月14日木曜日

煮干しの日


今日、2月14日は煮干しの日です。
またまた、語呂合わせで「2(煮)1(棒)4(し)」らしいですが、1994年に日本煮干協会が設立しました。

昨年末に「和だしスープ」の本の制作のために、神戸で撮影をしました。だしの取れる素材の中には当然、煮干しも登場します。
しかし、昆布や鰹節に比べて、煮干しって「次善の策」的な位置付けですね。
関西の昆布に関東の鰹節という東西比較ですが、実は煮干しだしこそ、日本人のだし文化に貢献しているのです。

主な原材料のイワシ自体は、縄文時代以前から食されており、飛鳥時代には朝廷への献上品として、生乾きの「いわし煮」の名称で登場します。
このイワシは直ぐに鮮度が落ちるので、下魚として庶民の食材になるのですが、煮干しだし自体は室町時代から使われ始め、西日本を中心に流通・消費されて、「いりこ」の名称で広まりました。「いりこ」は「煎り煮干」からの変化ですね。
東日本で煮干しが消費されるよになったのは、何と明治になってからです。
それまで、東北ではだしを取る食文化が無かったんですね。

小さい頃、母親が作る味噌汁は煮干しだしでしたが、煮干し自体も具として残していて、さらに味噌が全部溶けずに、まだ豆の原型が残っていて、はっきり言って大嫌いでした。
そんなハルコが、長じてだしやら煮干しのことを仕事で考えているなんて、子ども時代のハルコには思いもよらないことでしょうね。
あともうひとつ、若い頃安ウィスキーのつまみに煮干ししかなくて、フライパンで炒って食べて凄い二日酔いになり、酷い目にあったことを思い出しました。あぁ~~。

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