2013年2月22日金曜日

杉花粉症50周年

今週はバタバタと忙しい1週間でした。
月曜日の京成線(成田空港近く)や、水・木の大阪出張と出歩いてばかりでした。

月曜の千葉の帰りに、電車の中で“くしゃみ”の連続。大阪では“くしゃみ”の他に“眼がかゆい”……。
うむ、来ましたよ。例のあれが。
そう、花粉症です!


初めて花粉症になったのは、花粉症という名称が(正確にいうと杉花粉症ですが)まだ一般的ではなかった1990年なので、ハルコはもう23年も花粉症なのですね。
ある出版社のスタジオで野菜の撮影立会をしていたら、くしゃみと眼のかゆさでたまらなくなりました。
スタジオにいた他の人を見ていると、皆さん平気なのです。
後から考えると、野菜にたっぷりの杉花粉が付いていたのではないかと思うのです。
それから約4半世紀の年月が経ち……。

戦後の1963年(昭和38年)に、東京医科歯科大学の斎藤洋三教授という方が日本で最初の杉花粉症の症例を発表して、今年で50周年なのです(お祝いしなくては!)。
以前は、杉花粉症は戦中の物資の乏しい時代に、戦死した兵士のための棺桶を増産するために杉の木を大量に伐採し、戦後に禿げ山になった所に杉を大量に植林した木が同時に生育し、杉花粉が大発生したのが原因とよく言われていました(最近この手の話が出てないなぁ)。
1944年(昭和19年)に、国威発揚のために募集されて出来た歌が、唱歌「お山の杉の子」なのですが、もう忘れ去れらてますね。
以下はサトウハチロウが補作した「お山の杉の子」の歌詞で、カッコ内は戦後にさらに改作されたものです。
杉花粉症を恨むなら、戦争を恨め!ですね。

(歌詞の5番目)
大きな杉は何になる 兵隊さんを運ぶ船
(お舟の帆柱 梯子段)
傷痍の勇士の寝るお家 寝るお家
(とんとん大工さんたてる家 たてる家)
本箱 お机 下駄 足駄 おいしいお弁当たべる箸
鉛筆 筆入れ
そのほかに
うれしや まだまだ役に立つ 役に立つ
(たのしや)

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