2013年1月29日火曜日

牡蠣喰えば、金がなくなり……。

突然ですが、わが家のオクサマは大の牡蠣好きです。
特に牡蠣フライがことのほかお好きで、週の内に数回は召し上がっているはずです。
この所は牡蠣フライが多いのですが、生牡蠣もまた、大好きなのでございます。
ハルコはと言うと、まぁ牡蠣フライはご相伴で1個も食べればという位で、あまり加熱した牡蠣は好みではないのです。
所がですね、生牡蠣だけはなぜか別なのです。


最近は行く機会が無いのですが、牡蠣と言えば冬のパリの愉しみのひとつでした。
まず、パリに到着してホテルにチェックインし、荷物も解かずに街に繰り出します。
大抵は左岸に宿を取っているので、サンジェルマン・デ・プレ界隈で外にエカイエが牡蠣むきをしている店を捜して入ります。

まず、食べたいのは冬にしかない「フュード・メール」ですね。
氷を敷き詰めた脚付の円盆に、好みで牡蠣を中心にした貝類の盛り合わせをオーダーします。
カルトには牡蠣の等級と値段が表記してありますが、これが高級店だと目が飛び出すくらい高価なのですよ。
平たいブロン種と、日本でもよく食べられている窪んでいる牡蠣の2種類に大別されます(フランスで牡蠣が絶滅に瀕した時に、日本から牡蠣の種を送ったことがあります)。

牡蠣には厳密な等級があります。
ブロンを例に取ると、牡蠣の値段は重さで決まるのです。
NO.5(30g)、NO.4(40g)、 NO.3(50g)、 NO.2(60g)、NO.1(70g)と続くのですが、さらに上があるのです。
今度は数字の0(ゼロ)が付くのですが、0(80g)、00(100g)、そして最上級はゼロが3つの000(120g)です。

その当時の絵日記を比べながら見てますが、相当牡蠣を食べていますね。さすがに000は回数は少ないですが、12個1ダースでその当時の日本円で約4万円くらい!
牡蠣ばかりではなく、フュード・メールにしているのでひと盆約6万円以上、シャンパンをクリスタルにしてもう1本白ワインで、締めて30万を越す値段に!
今考えると、値段もさることながら、たかが牡蠣を食べるだけで、こんなに情熱を持っていた自分が凄いと思いました。

そして、牡蠣喰えば、金が無くなり、ノートルダム

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