2013年1月11日金曜日

常温の常識?

愚痴を言うわけではありませんが、ついこの間初詣に行ったかと思えば、今日は“鏡開き”です。
零細事務所の経営者としては、今月31日の中の13日も休みのため、通常の半分の日数しかスタッフは出てこないので(ハルコは休まずに仕事してますが)、1月は大変なのです。
という理由もあり、このブログも1月は発信日数は少ないのですよ。

さて、毎日寒い日が続いておりますが、昨夜はフランス大使館で「ガレット・デ・ロワ」の会があり、その後に小腹を満たすために中華料理を食べに行きました。
ビールを飲んだ後に紹興酒を頼んだら、お店の方に「飲み方はどうしますか?」と聞かれ、「常温でお願いします」と言いました。ハルコは紹興酒はいつも常温でいただいているのです。


紹興酒をグビっと飲みながら、以前真冬に中国の蘇州へ出かけたことを思い出しました。その時は現地の人もびっくりするくらいの寒波で、普段は温暖な地域ですが、雪は降るわ道路は凍るわと、非常に寒かったのです。
上海蟹を食べに行くツアーに参加したのですが、昼食に必ず紹興酒を1本飲んでいました。いつも常温でお願いしていましたが、この常温がとんでもない。キリキリに冷えたビール以下の温度だったのです!
あと少し頑張れば凍った紹興酒になっていましたね。

室内が寒過ぎるため、外より少し暖かいという程度の室温で、食事中にも防寒着は着たままです。
それでも常温にこだわったのは、温めてもらうと、料理が無くなった頃にようやく紹興酒が登場するからなのです。
これじゃダメじゃん!

調理用語でも「常温にもどし」とか、「室温にして」という表記をよく見かけますが、通常は摂氏15℃が大体の目安なのですが、寒い日は室内は暖房を入れないと10℃以下になってしまうし、逆に暖房を入れると20℃以上になるし……難しいですね。
当然、料理のプロ達は冬と夏の常温の違いも分かっていますが、ビギナーの方だと「常温って?」と考えてしまうはずです。
何でもかんでも冷蔵庫の中に入れておく習慣もあるのですが、季節の温度の変化で、食材の適温を知る、ということも重要だと思うのです。
やはり、温度はすべからく難しいテーマですね。

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