2012年11月29日木曜日

奇妙な仕事……3

現在フジテレビ系列で「アイアンシェフ」が毎週放送されていますね。
20年ほど前の「料理の鉄人」のリメイク番組で、その当時は興奮して番組を観ていたものです。
その「料理の鉄人」の全盛期に、仕事の依頼がありました。こちらは至極真っ当な本業でした。

「LIVE UFO '95」が毎年フジテレビで開催されていたのですが、翌年にはフジテレビ本社がお台場に移転するので、都心での最後のイベントだったのです。
そのイベント会場には「料理の鉄人」のフードブースが出されるのですが、それに合わせて本を出版したいとの依頼でした(真っ当でしょう!)。その内容は料理の鉄人をはじめ、番組に出演した料理人がよく食べに行く店を取り上げて取材することでした。

ところが企画自体は年のはじめにあったのですが、中々進行が遅れてイベント開催のほぼ2ヶ月前にGOが出たのです。
それからがもう大変! 何せ本にするための時間は1ヶ月もないのです。
おまけに出版の担当者は、劇症肝炎になって絶対安静で入院し、最初で最後の打合せは慶応病院の病室でした。

仕事自体は、フジ系の出版社扶桑社とフジテレビ事業局がプロデュースし、ハルコが企画構成を担当したのです。
取材は当然撮影も入りますが、鉄人を入れて20名。これを1ヶ月で取材するのです。
まず、電話を入れて趣旨を説明してから、取材の交渉のために店に出かけ、必要な場合は料理も試食する。フードライターの森脇慶子さんにスーパーバイザーをお願いし、ライター7名、カメラマン6名、イラストレーター5名を動員してバタバタする話は、明日へつづく。

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