2012年10月3日水曜日

落語飯

え~~、今年はことのほか暑うございまして。
いつまでも、お天道さまが地べたをじりじりと焦がしておりやしたが、さすがに秋も本番になりやすね。

落語の世界でも、秋になるってえと「天高く」なぞと申しやして、秋の旬の食べ物の落語も多くなりやす。まぁ、あまり噺に詳しくないお方でも、一度はお耳にしたことがあるのではと、存じます。
まず、秋といえば庶民の味方は安くて、めったら旨い“さんま”ですね。
昔はそれぞれの家の外で七厘をバタバタおこして、もうもうたる煙の中でさんまを焼いたものでございますね。
その熱々のさんまをほぐして、ご飯で食べるのを「かど飯」なぞと申したんですね。家の角で焼いていたんで付けられた名前ですね。
やはり、さんまといえば代表格は「目黒のさんま」に尽きますね。


なんて、噺風に書いてみましたが、ハルコ大の落語好きなのです。
何度か「落語と食」「落語と酒」をテーマに雑誌等で企画したことがあります。
現在は無い雑誌ですが、「Vegeta(ベジタ)」(誠文堂新光社)のお手伝いで、アートディレクター兼編集構成を3年ほどしておりました。20年以上前に野菜だけを扱う一般誌の先駆けでしたね。
その中の企画に、1年12ヶ月「落語と食」というテーマで、野菜を中心にした噺を取り上げて、落語に詳しい友人に原稿を依頼して連載しておりましたが、今読み返しても面白い!
この企画どこかに持ち込めないかしらと、思うハルコでした。

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