2012年9月17日月曜日

飽和状態における創成モデル……下

沖縄ロケで、天候不順のために仕方なく「行き詰まり」という言葉から、時間軸で流れを検証するモデルを思いつき、それを「飽和状態における創成モデル」と名付けました。


実際に透明アクリルで模型まで制作しました。
その中で進んで行くのは、直線ではなく螺旋運動(スパイラル)と想定しました。
単なる直線だと、弱い上に“遊びや溜め”が効かないからです。
そして、その螺旋運度は内部・外部の要因で延びたり縮んだり、時には切れたりします。
 本当は、この事例をイギリスの産業革命時の「家内制手工業」から「工場制手工業(マニュファクチュア)」の移行で作図したかったのですが、力及ばす果たせませんでした。
日本の大企業の製品造りが行き詰まる中、逆に家内制手工業が生き残る方法が有るのではないかと思っています。

さてさて、元々沖縄で「行き詰まる」を考えた自分としては、どうしたか?
個人事業を法人化して、それまで主に出版のデザインが中心だった事業に、新たに企画や編集まで仕事の範囲を広げてみようとしました。
そして、料理などの食関連を新たな“動機”として“学習”するという課題を自分に課したのです。
これは「飽和状態における創成モデル」のステージ替えで、ベクトルを違う方に向けたのですが、まぁ多大に外食費が増えただけで、成果が有ったのかどうかは、現在でも不明です。
その副産物で誕生したのが「お手伝いハルコ」のキャラクタ-でした。

先週冒頭に書いた、知人・友人の訃報は残りの時間との問題になります。
出来る限り仕事は続ける意思はありますが(生活のためにも)、しかし、いつまでも仕事が出来るかどうかは未知です。
物事は始めるより、終わる方が格段に難しいですね。
ハルコが勤め人ならもう定年退職の年齢になります。
ただ、自営業ゆえにその辺は自分で決めるしかありませんが。
今まで、ほとんどを「誰かの、何処かの」ための仕事をしてきました。
それは、それで有難いことですが、どこかで区切って「自分のこと」をしたいと前から思っています。

やりたい事と出来る事は違います。
再度、自分で作った「飽和状態における創成モデル」を見直します。

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