2012年8月3日金曜日

みをつくし料理帖時代劇ドラマ


高田郁さんの人気時代劇小説「みをつくし料理帖」シリーズをブログに取り上げるのも3回目です。今まで、第1作の『八朔の雪』から『花散らしの雨』『想い雲』『今朝の春』『小夜しぐれ』『心星ひとつ』が刊行されており、最新刊の『夏天の虹』で7冊目。年2回の発行が著者が次回は1回休みと、今年はこの1冊しか読めないのらしいです。殺生ですね。

「つるや」の料理人・澪が人間としても料理人としても、成長していく過程を読んでいるだけでも面白いのですが、徳川11代将軍家斉の時代の町人文化の爛熟と、現在にまで繋がる食文化というの視点でも楽しめます。

ハルコはかなりの時代小説マニアで、毎月(ほぼ文庫本ですが)20数冊は読んでおります。その中でも時代小説に料理を持ち込んだジャンルは相当増えています。
和田はつ子『料理人季蔵捕物控』(角川春樹事務所)、小早川涼『庖丁人侍事件帖』(学研パブリッシング)、倉阪鬼一郎『小料理のどか屋人情帖』などシリーズ化されています。

その「みをつくし料理帖」が、9月にテレ朝系列でテレビ時代劇に登場なのです。
配役は主人公の澪に北川景子、謎の浪人(実は将軍の料理番)にTOKIOの松岡昌宏松岡は料理人としても定評があり、「高校生レストラン」の元料理人にして教師役も勤めていたので、第二の梅宮辰夫か!? と言う感じですが、北川景子は小説の主人公の八の字眉のイメージからは遠いのですが、どうなんでしょうかね。

時代劇で料理が一番面白かったのは、やはり池波正太郎の「鬼平犯科帳」シリーズで、沼田莫の調理シーンや、五鉄での食事シーンを楽しみにしてました。
「みをつくし料理帖」のドラマもシリーズ化したらいいなあと、放映を楽しみにしています。

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