2012年7月9日月曜日

ウディ・アレンのパリ

土日は久しぶりに2日間完全OFFでした。
溜まっている家事をこなし、土曜日は雨の中三菱一号館美術館『バーン=ジョーンズ展』を観に行き、日曜日は間もなく上映が終了する『ミッドナイト・イン・パリ』を観に参りました。


写真は「ミッドナイト・イン・パリ」にも出てくるクリニャンクールで。
ハルコ、ヤクザと言われてしまった!

『ミッドナイト・イン・パリ』はご存知ウディ・アレンの監督作品で、ともかく観に行きたかったのですが、6月にわが家を襲ったオクサマの骨折ハルコの入院騒ぎや土日に撮影が続き、なかなか行くチャンスがありませんでした。
やっとギリギリに間に合いましたが、個人的にこれはもう、文句無しに最高に面白い作品でした。
一番最初にウディ・アレンを観たのは「007カジノ・ロワイヤル」で、最後の悪の親玉がウディ・アレン! ピータ・セラーズの怪優ぶりには負けてましたが、とても印象深かったのです。
その後に1972年に脚本・主演した『ボギー! 俺も男だ』で大ファンになりました。
 ニューヨークを拠点にしながらバルセロナ(『それでも恋するバルセロナ』でバルセロナを舞台に映画化)や今回のパリを舞台に、自分の好きな場所で映画を撮影しています。

ハルコもパリが大好きでございます。
1986年に初めてパリに行った時から、かなりの回数出かけております。
映画の主人公が、1920年代にタイムスリップしてその当時の文化人達に会うのですが、それが凄い!
コール・ポーター、スコット・フィッツジェラルド、ジョセフィン・ベーカー、ヘミングウエィ、ピカソ、ダリ、ブニュエル、マティス、ゴーギャン、ドガ、T.S.エリオット、マン・レイ……。
凄すぎる! 文学、美術、演劇、映画のスター達がてんこ盛り。
ウディ・アレンが非常にリスペクトしているのがスクリーンから伝わってきます。

どの場面を見ても「あぁ、あそこは○○、ここは○○」と行ったことのある場所ばかり。
冒頭で「ジョイスがよく行っていたリップ」のセリフにはにんまりとしてしまいました。だって、ハルコもかつて同じ様に、その当時の文化人の足跡を求めてパリ中を歩いていたんだもん。
「ミッドナイト・イン・パリ」を観て、最近ご無沙汰のパリに行きたくなりました。

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