2012年5月11日金曜日

ビスマルク風

朝食に、頂き物のホワイトアスパラガスの上に目玉焼きをのせていただきました。黄身が半熟でとろりと溶け出したものを、アスパラに絡めていただきます。
卵黄をソースに使うという意味で“ソース・オランデーズ”の50歩くらい手前?


ホワイトアスパラガスによく使われるソースがこのオランデーズで、よく合うのです。
温かい皿にのせた茹でたてのホワイトアスパラガスに、たっぷりのオランデーズソースをかけて食べる。何という美味しさでしょうか。
ちなみにこのオランデーズは、オランダ風のという意味です。
家庭で簡単にオランデーズ風(全然違うのですが)を楽しみたい時は、卵を添えるか、かければ良いのです。
その最たるものが“ビスマルク風”と呼ばれる調理法なのです。

ビスマルク!? と言えば、プロイセン王国、ドイツ帝国の鉄血宰相と呼ばれた、オットー・フォン・ビスマルクでございます。
このビスマルクさん、大変な美食家かつ大食漢で、朝から冷肉ソーセージ、キャビア、卵料理、魚の薫製……と沢山召し上がるのですが、特にお好みなのはステーキの上に目玉焼きをのせて食べることです。
それが、いつの間にか目玉焼きをのせて食べる食べ方が“ビスマルク風”となったのです。でも実は、このビスマルク風はフランス料理なのでございます。

イタリアでは、同じくアスパラに目玉焼きをのせると、ミラノ風へと変わるのです。
フランス風との大きな違いは、パルミジャーノ・レッジャーノをかけることです。またこれが、チーズのコクが加わり美味しいのです(ジュルリ!)。
ハルコこのビスマルク風が大好きで、方々のレストランで"ビスマルク風”にして!とわがままを言ってしまいます。
まぁ、ファミレスのメニューでもハンバーグの上に目玉焼きのせとか、ビスマルク風と呼んでいなくとも沢山目につきますね。
卵1個あれば、贅沢になるビスマルク風でした。

今晩はご飯の上に卵を……。
卵かけごはんビスマルク風ハルコ添え!?

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