2012年4月16日月曜日

旅と食……4 中国編(桂林)

ひとくちに中国と言っても広過ぎるので、個別の話です。
香港へは何度か行ってましたが、中国本土へ行きたいと考えていたのです。


1985年の年末から年始を中国で迎える計画を立てましたが、その当時は観光には結構面倒でした。神奈川の新聞社が主宰するツアーがあり、香港経由で広州、桂林の旅に出かけました。
毎日、誰が仔豚の丸焼きの鼻を食べるか?と揉めたり、愉快な旅でした。

香港から列車で広州に入り、広州から飛行機で桂林までの行程ですが、びっくりしたのは中国の国内線でゲートを入る時に、我れ先と並んでいる日本人を押し分けて飛行機に乗る様でした。
飛行機の上部の手荷物の収納庫は、バスや列車の揺れで網棚から荷物がバラバラと落ちてくるので、大丈夫かしらんと思った次第です。

毎日朝ご飯の時に昼ご飯は何かと話題にして、昼ご飯の時には夕ご飯、夕ご飯には翌日の朝ご飯、と食べる事とお酒飲みが集合した脅威のツアーでした。
香港からガイドさん同行で、現地ではそれぞれ中国人ガイドさんが付きます。
ご飯を食べながら老酒で乾杯を繰り返して、中国人ガイドさんを酔い潰してみんなで担いだりする酒豪揃いでした。
朝からあんなに老酒を飲んだ事は、後にも先にもありませんね。

いよいよ桂川の川下りです。冬場で水量が少なかったのですが、雄大な景色に魅了されました。……しかし同じ風景が続くと飽きるもんですね。
ハイライトは桂林を下りながら「蛇鍋(龍火鍋)」をいただく事です。
ツアーメンバーは皆座らず蛇鍋を囲み、老酒をがんがん飲みながら悪鬼の形相でむさぼり喰っていました。
その挙げ句、追加の鍋を頼んだのですが、舳先まで行って蛇の皮を剝くところを、また老酒を飲みながら「うまそー」と眺めておりました。
まぁ、はちゃめちゃな旅でした。

次回は、蛇繋がりでベトナム編へ続く。

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