2012年4月11日水曜日

旅と食……1 マレーシア編

食の仕事に関わって随分の年月が過ぎました。
新シリーズです。
「旅と食」と題し、旅で出会った食にハルコが感じたことを書きたいと思います。

ヨーロッパが好きなハルコと思われていますが、ハルコの海外の旅は東南アジアから始まりました。
20代後半に千趣会の会報誌(商品が二ヶ月毎に届く)仕事をしておりました。制作会社が、何故か海外取材のタイアップを取ってきたのです。
それも場所はマレーシアでした。初めての海外がマレーシアというのは珍しいと思うのですが。

マレーシアの東シナ海に面したクアンタンという場所ですが、遠い遠い!
早朝、成田をマレーシア航空で飛立ち、台北・香港と2カ所でトランジット!してクアラルンプールへ、そこから国内線の風がピューピュー入るプロペラ機でクアンタンへ。
さらにそこから窓のないバスに乗せられて、ゴムの木の生い茂っているジャングルへ到着したのは夜中の12時を廻った時間。
17時間かかって着いた場所はこの世のパラダイスの「地中海クラブ」
海岸に沿って広大な敷地にコテージやらプール、ディスコ、スポーツ施設が満載のリゾート地で、1週間モデルさん2人の撮影をする仕事なのです。

食事は三食すべてレストランでいただくのですが、マレーシア料理が中心。
そこで、ハルコが遭遇したのは発泡性のミネラルウォーター。ここは飲料水が生水で飲めないので、すべて発泡性のミネラルウォーターだったのです。今ならガス入りの水は大好きなのですが、日本の軟水に慣れた人間としては、こりゃダメだ!と思ったのですが、飲み水はこれしかないので毎日我慢して飲んでいるうちに平気になったのです。

この水との出会いがハルコにとって初めての食の異文化との衝突だったのです。
この時、毎回食事の際に皿から取り分けるサーバー技術を教わりましたが、この話はまた別な回で。
次回へ続く!

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