2012年3月7日水曜日

かため派・やわらかめ派、どっちが好き!?

わが家でも、ご飯が炊き上がった時に「う〜ん、今日はちょっと固いかもしれない」「いや、この位が良い」などと食べながら会話をします。皆さんも同じではありませんか? 確かに固い、柔らかいの好みは個人差が出ますね。


ある有名イタリアンのシェフから聞いた話です(ハルコも修業したシェフですよ)。
彼が主催する、イタリア食べ歩きツアーを行った時のことです。その参加者というのが、これがまた料理研究家のオバサン達だったそうです。
昼食でリゾットが出て来た時に、オバサン達は口々に「固い!こんなの食べられない!」「煮えていないんじゃないの!」と罵詈雑言だったそうです。
シェフ曰く、「イタリアでは少し芯がある(アルデンテ)のが普通で、旨いんだ!」
これだけなら話はお終いですが、後日このツアーに参加した料理研究家のオバサンに、当時の話を聞く機会がありました。
「固かったわよ!固かった物は固かったの! ▲★●×〜」ともう大変。やはり食べ物の恨みは恐ろしいですね……と、いうくらいご飯の固さはの好みは難しいのです。

ご飯が炊き上がった時、普通は充分蒸らしますが、懐石料理では蒸らさずにそのまま、べちゃべちゃのご飯を一文字なんて名前で出します。ですが、これは茶の湯の心のもてなしで、今あなたのために炊き上げたのですよ、という意味があるのです。

朝ご飯の定番のおかずを考えると、梅干しには適度な柔らかさが欲しいけど、鮭はある程度固めで、納豆は固からず柔らかからず、が個人的には好きなのですが皆さんどうですか?
逆に言えば、どんなおかずにするのかによって、ご飯の固さは調整出来るのです。

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