2012年2月9日木曜日

称号の付いた食べ物


ハルコがよく見ている資料に『食の366日話題事典』(西東秋男篇・東京堂出版)という本があります。
読んで字の如く1年366日(閏年も)、毎日何があったかが掲載されているのです。
その日が割と面白い日でハルコ的に興味があるならブログで書いてみようと思うのです(あまりないですが、今月2月6日は海苔の日でした)。

そこで、今日2月9日の項を見ると、“「男爵いも」を導入した川田龍吉、逝く”とありました。1951年2月9日に亡くなっているのですね。
父親は川田小一郎男爵で、爵位を継いで男爵になり、1906年に北海道の自営の農場に欧米から“アイリッシュ・コブラー”という品種のジャガイモを導入して、余生を北海道の農業の近代化に尽くし、「男爵いも」として後世に名を残したのです。

他に食べ物で称号がついたものはあるのかと、考えてみました。
真っ先に思い出すのは「サーロイン」ですね。牛の腰肉(ロイン)は滅多にお目にかかれませんが、話によると、イギリスのヘンリー8世が、食卓に出てきた腰肉が旨かったので貴族の“サー”の称号を与えて「サーロイン」となったとか。
もしこれが他の部位だったら、なんでお前だけが“サー”貰うんじゃ!と喧嘩になるやも。サーランプとか、サーフィレとかが。

そういえば、ジャガイモには「メークイーン」もありますね。メークイーンもイギリス原種で「May Queen」からで、元々女王様だったんですね。やはり北海道で大正期に品種改良されて広まりました。
その他サンドイッチ伯爵からの由来の「サンドイッチ」も有名ですね。

称号ではないですが、食べ物には人の名前が付いてるのも沢山ありますね。
思いつくまま上げると、シャリアピンステーキ、シャトーブリアン、サバラン、ロッシーニステーキ、ピッッアマルゲリータ、ビーフストロガノフ、シーザサラダ、ブラッディマリー、アレキサンダー、ナポレオン、マドレーヌ、トンポーロー、ハヤシライス……。これだけで一冊の本になりそうですね。
いつか、ハルコも料理名に……。

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