2011年12月6日火曜日

90 MINUTES

今日はハルコブログにしては珍しいテーマです。お芝居の話です。
“ハルコ劇場”いや、間違えました。“パルコ劇場”で上演中の「90ミニッツ」を観てまいりました。
「三谷幸喜誕生50周年」の最後を飾るお芝居がこの「90ミニッツ」なのです。


幕も無く、休憩も無く、登場人物は二人のみ。西村雅彦さんに近藤芳正さん。
題名通り、芝居の時間は“90分”西村さん大学病院の整形外科副部長で、教授と外科部長の地位をほぼ約束されており、丘に一戸建ての家を建てようとしています。
そこに、交通事故で救急治療室に運ばれてきた9歳の少年の父親近藤さん、というシチュエーション。
舞台は待合いのベンチと外科副部長の電話が置いてあるデスクとチェアーのみ、そして舞台中央から水が滴り落ちる、砂時計の役割でしょうか。

ちなみにハルコとオクサマは、最前列のど真ん中(いや、寝ちゃいけない席ですよね)。
芝居のテーマは「倫理」だそうです。あらすじは観てのお楽しみですが、緊急手術(90分がタイムリミット)が必要なので、許諾書にサインがが必要ですが、父親(近藤芳正)は拒否して輸血無しの手術を希望。外科副部長(西村雅彦)は許諾書のサインを父親から貰わないと手術にGOサインを出せません。
途中で固定電話と登場人物二人の携帯電話が、外部との会話で進行しますが、汗みどろ(主に近藤さん)の熱演で客席まで汗が(一部唾も)飛んできました(ヒェ~~~)。

観ながら思ったこと。まぁ、ハルコが長年テーマにしている“禁忌と食”です。
輸血を認めない思想(あるいは宗教)で、“命(動物)を奪ってはならない”ゆえに、野菜のみを食べる。
屁理屈をいうと、野菜も地中では、動物からの有機物(命)等を栄養素として吸収していますね。そうなると、野菜すら食べることが不可能になるのでは……。
なんてことをお肉大好きなハルコは考えながら観ていたのです。

熱演90分はあっという間でした。
実はハルコは、近藤芳正さんに縁があったのです! 随分前ですが、近藤さんはJーWAVEで土曜の深夜番組を持っておりました。確か三菱自動車提供の“60分”プログラムです。
番組に毎回ゲストを招いて、お気に入りの場所を近藤さんが車を運転して、ゲストが助手席に座り案内するという設定で、な、何とハルコがゲストだったんですね。番組は今思い出すだけで、汗顔の至りで記憶の中に封印していましたが…。
西麻布から裏道を抜けて表参道までのご案内で、「ハルコです」「えっ、ハルコさんって女性かと思っていたら、割烹着を着た変なオジさん」という会話に始まり、「あぁ、ここで降ります。晩ご飯の買い物をしていきますので」と言って降りたハルコの割烹着がドアに挟まれて「ヒェ~~」(これは、ハルコのアイデア)で締めくくり、近藤さんのため息で終わる、という構成でございました。
いや、お芝居って大変ですね。

●七奈さんから野菜が届きました
料理写真家の渡辺七奈さんから、自家農園で栽培した野菜がハルコの元の沢山届きました。七奈さんありがとう。
七奈さんは『NHK趣味の園芸・やさいの時間』に、写真とエッセイの連載を持っています。一度ご覧くださいませ。


七奈さんが持参してくださったのは、ジャガイモ、サッマイモ、サトイモ各種に、ハスイモやルバーブ、ダイコン、カボチャ、ハラペーニョ……。いや、凄い量ですね。
また、ハルコのセカンドハウスのG市の庭にある花梨の木を覚えてくれていて、七奈さんは自分で花梨のジャムを作って、写真プロセスとレシピもいただきました。
これで、今週ハルコはベジタリアン!?

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