2011年10月13日木曜日

ひなた弁当…その3

『ひなた弁当』の基本食材の仕込みは本人の労働力ですが、原価率を5~7%と設定(米や光熱費の他に弁当容器など)すると、1個当たりの原価率20~28円。
まぁ30円として、1個売ると370円(原作では1個30円で仕入れたお茶付で450円でも販売)。オーナーに3割支払い、残りは約260円ですね。
そうして得られる手取りは15万6千円くらいとなります。ギリギリですね。自営業はサラリーマンの3倍稼ぐ必要があり、そうすると月に46,7万円になります。これで、本当に利益が上げるためには7倍=110万円の利益が必要になります。
ハルコは計算が弱い(オクサマはハルコは九九が出来ないと思っている)ので、原価計算のプロのお友達のよしこちゃん(FEAST)に頼みました。ありがとう!

そして、『ひなた弁当』が本当に利益を上げるためには、1日に210個完売しなくてはなりません。これも、単一のお弁当の場合です。よしこちゃん曰く、薄利多売の弁当は大変ですよ。
「ひなた弁当」には現在顧客が付いていますが、内容は頻繁に変えないと“飽き”が来てしまい、顧客離れが始まります。いかに誠実な主人公の作るお弁当でもさぁ、大変だ!
小説『ひなた弁当』では地元の新聞に取り上げられ、一躍有名人になって集客効果が出てきます。また、弟子入りを望む人まで登場です。芦溝良郎さらなる人生の岐路です(余計なお世話ですが)。

この小説を新幹線の中で読みながら、色々なことを考えてしましまいした。
まずは、なぜだかイギリスのダニエル・デフォーが書いた『ロビンソン・クルーソー』(ロビンソン漂流記)。孤島で一人で生産消費の拡大を計るのですが、色々な論者が“ロビンソンと資本や貨幣、富”的な論もあり面白いのでございます。
地産地消や食の雇用なんて固い話もありますが、ハルコ今抱えてる案件にお手伝いをしている大阪心斎橋筋 松前屋さんの新商品企画で釣り人用の商品があります。

それは、昆布の水塩を使った“干物名人”キットです。これがあれば、天然の魚に昆布の旨味が入り美味しい干物になりまっせ!
ありゃ、いつのまにか宣伝になってしましまいした。

●新潟G市の日々是ハルコ哉。
近所の水路はまだ夏の名残で、ハルコ樹の日だまりで一休み。

この日はオクサマとオオオクサマと3人で新潟市(G市の隣)中国料理「飛鳥」で夕ご飯ですが、かなりレベルが高くてお安いですよ。特にお薦めは大きな肉団子です。

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