2011年9月12日月曜日

別無工夫

「別無工夫」「別に工夫無し」と読みくだします。
この言葉に最初に出逢ったのは、上野の国立博物館の鎌倉五山の禅宗の展覧会でした。
オクサマと会場を観ていると、冒頭の「別無工夫」という掛け軸が目に入りました。
ハルコ、“ビビッ!!”と来ましたね。
そうだ、何も工夫(努力)しなくても良いんだ!と。ハハハ。
…と思ったのは大間違いで、本当は「日々ちゃんとやるべきことをしていると、いざという時に慌てててバタバタしない」(超意訳ですが)
わかり易く言うと、「毎日勉強しておれば、明日試験でも一夜漬けの勉強の必要は無い!」
まぁ、ごもっともでございます。

これは、鎌倉時代末期から室町時代にかけての臨済宗の禅僧“夢窓疎石(むそうそせき)のお言葉でございます。
これはもう、お手伝いの哲学(?)…いや、心得ですね。
家事というのは“永遠の面倒”という言葉があるように、1回終わっても、次から次へと連綿と続く行為です。
掃除が良い例ですね。年末に大掃除を普通しますが、それは、毎日の掃除をきちんと積み重ねていれば、そんなに大変にはなりませんよね。
でも、面倒だと手を抜いていると、いざという時に汚れがこびれついて、取り難かったりして、あぁ、毎日少しでもちゃんとしておけば良かったと、大きな後悔(そんな大げさな)が。
この「別無工夫」という言葉はハルコの座右の銘でございます。

おまけにもう一つ。
「毎日の暮らしはこまごまとしたコトをきちんとこなすこと。
しかも、やるべきときにその作業ををやることに尽きる。」

オク▲マ~~!使ったモノは元の場所に戻しておいてくださ~~い。

●散歩のついでに
週末散歩、ハルコとしてはよく続いています。土曜は前日甚六で飲み過ぎたので、夕方からの散歩になりました。
日曜の早朝、自宅から本郷の東大まで散歩。もう少しで銀杏が黄色くなるでしょうか。
ここは良く散歩に来ますが、広いですよね。さすが元加賀前田家百万石の下屋敷跡。


帰り道の西片にあるパン屋さん「Atelier de mannebiches(アトリエ・ド・マヌビッシュ)で朝食のパンを購入。いや、歩くとお腹が空きますね。ホホホホ。

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