2011年9月10日土曜日

一族の肖像……3月11日

早いもので東日本大震災から半年です。
ハルコは岩手県釜石市の出身です。実家は被害も無く無事でしたが、母方の実家(生家)は釜石市鵜住居地区、昔は鵜住居村と呼ばれておりました。
その他にも、親族が三陸海岸に多数おります。ここに掲載した写真はハルコが小学校2年生の頃でしょうか(写真右端)。
母親の生家に毎夏従兄弟が集合して1週間くらい滞在した折の記念写真です。


比較的に大きな生家で、庭の真ん中から泉が川に流れていました(当時は飲めました)。
昼は根浜海岸(津波で喪失)で海水浴をして、夜は花火に蛍狩り(庭の後ろは本家の敷地が広がっている)、非常に時間がゆっくり流れていて、貧しいけれど、心豊かな時代だったと思います。
祖父母を中心に、その子ども・孫との記念撮影でした。
この本家(生家)は津波で跡形も無くなり、叔母さんに消防団の従兄弟の二人が攫われて亡くなりました。未だ大槌町の叔母夫婦と本家の従兄弟夫婦は仮設住宅住まいです。
まだ昔の景色は戻りませんが、一日も早い復興を祈るばかりです。

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