2011年8月24日水曜日

だしに始まり、だしに終わる……長~~いお話。その6

「万能だしポット」は製造福泉窯で発売は貝印です。
ちょっとややこしいのですが、この時期に福泉窯商品と貝印商品を、野崎洋光ブランドで並行して企画していたのでした。
有田焼の磁器商品と家庭調理商品と似ている様な、似ていない様な微妙な区分です。
大きな違いは白い商品(貝印)か染付け(福泉窯)があるかどうか……。

福泉窯の「くらしの料理器」はその後、納豆鉢を考えました。有田の方々は納豆を食べないので、その存在理由を説明するだけで大仕事。
本当は命名をある方にお願いしたく、人づてに連絡を取っていただきました。
それは、東京農業大学の小泉武夫先生です。2006年10月24日に先生の研究室へ、お馴染みKさんと訪問いたしました。
小泉先生の著作は『世界・香食・大博覧会』からで、それは世界中の臭い食べ物100種類を集めた本なのです。NHKのテレビで小泉先生が韓国へ渡り、エイヒレの醗酵したものをクンクンと臭いを嗅ぎながら、”クサい、クサい。”と、とっても嬉しそうな笑い顔を見て、いっぺんに大ファンになりました。凄い人ですよ、本当に。
その先生に、山ほどの納豆をお土産に持って行ったのですが、残念ながら商品名の名付け親にはなっていただけませんでした。
色々な団体の役職をしているので、特定のメーカの名前付けは出来ないとのことでした。
そのかわりに、持参した『納豆の快楽』にサインをしてもらい、その著作物の中からパンフレットに引用してもよいと許可をいただきました。

「納豆食って納得人生……醗酵仮面小泉武夫」(写真参照)

(まだまだ、つづく)

●はしぐち
ハルコもオクサマも、鮨が大好きでなのです。
鮨を食するということは、長年の修行(?)が必要なのです。
鮨やほど食べながら緊張する場所はないと思っています。なんたって、カウンターの向うには包丁を持った……ハハハ、冗談ですが。

紀尾井町の「はしぐち」は、ハルコとオクサマの大好きな鮨やさんなのです。
行くたびに、次回の予約を入れておきます。ただ、今年の3月11日は予約を入れていたのですが、大震災のために行けませんでしたが。
はしぐちは、ほとんどマスコミにも出ない店ですが、気が付いたらミシュランで星1つになってました。
その橋口がが今月いっぱい(2011年8月31日)で移転のためにお休みします。
11月には赤坂の豊川稲荷の下り坂を下りた所に新店舗が出来ます。
橋口敏郎さん喜美子さんご夫妻の、小さいけれど落ち着きのある店です。
ラストはオクサマとフィレンツェの池田・戸田夫婦4人で名残りの鮨を堪能しました。
これからハルコは11月まで鮨放浪に入ります。
開店する日を指折り数えて待ってますよ。橋口さん。

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