2011年8月22日月曜日

だしに始まり、だしに終わる……長~~いお話。その4

九州は肥前、佐賀県、有田は皆さんご存知だと思いますが、日本の磁器の発祥地です。
豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592-1603)で、鍋島藩に連行されて来た李参平(三平)(イ・チャムピン)が始祖といわれております。
李参平を祀っている陶山神社や陶石の出ていた泉山を見学したり、九州陶磁文化館で柴田コレクションを鑑賞したりして、長い有田焼の文化に触れたのでした。

元々は、野崎さん発案でKさんと企画した「だしポット」がすごく売れたことを実積として始まったプロジェクトなので、野崎洋光さんの名前を冠した商品開発が中心事業になります。
有田の福泉窯さんに何度も足を運び、また、東京でも会議を相当行いました。

商品群は「くらしの料理器」という名称にしました。
「くらしの料理器」というのは、単に食器としての機能の他に調理器具としての役割を果たしたいと考えたからです。
急須は中に茶葉を入れて熱湯を注ぐ事により、お茶という完成された飲み物になります。「だしポット」も原理は同じですが、それでだしを取ろうという発想は、それまで誰もしませんでした。
野崎さんはその盲点に気が付かれてたのですね。さすがです!

だしポットの次を狙う商品群をつくるために、呻吟の思いをすることになりました。
それは、IHと食器の相性をテーマにした時から始まりました。
(つづく)


●陶箱
福泉窯専務Sさんと商社のKさんがお見えになりました。
いや、本当にSさんとは久しぶりでした。一時は毎日連絡取り合っておりましたが、ご無沙汰しておりました。その時に、お土産でいただいた可愛い陶箱にカワイイ(えっ、キモイ?)ハルコ人形を入れて撮影してみました。



●日々是甚六哉。
お馴染み甚六です。オクサマとフィレンツェ在住のジャーナリスト池田さんと一緒に。最近お気に入りの油揚げのピッッアにハルコが(お行儀悪い!)。
池田さんのブログ(イタリアからのブログです)も。

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